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April 24, 2006
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カテゴリ: 歴史・地誌・旅行
自分のなかに歴史をよむ

筑摩書房プリマーブックス B6並製
☆☆☆☆☆◎
 中世の修道院のラジオを聴いているせいもあり、中世繋がりで積読だったこの本に手を出した。この著者の方は中世史の研究で有名な方。私でも著書のいくつかを目にしたことがある。(が、難しそうなのと高いのとでちょっと躊躇して、このプリマーブックスを買ったという経緯あり^^;)
 この著者が学問を志したルーツを記した本なのだが、しみじみ栴檀は双葉より芳しという言葉を実感してしまった。
 また、キリスト教の「神」を媒介とした人間関係の変化が現在の合理的な西欧文明の基盤となった、という考察には物凄くなっとくさせられてしまった。周囲を小宇宙、大宇宙と区別し、その二つの宇宙の統合を意図したところに交響曲のルーツがあるとか…。キリスト教の思想が庶民層にまで浸透してきたところで、「大宇宙」により近い場所にいる人々に対する「賎視」が始まったとか…。非常に興味深い♪ 更に、ジプシーや日本の被差別部落の民話なども紹介されているのだが、ジプシーの民話、旧ソビエトのアネクドートとかに似てないか…?これも面白いと思うんだけど。また日本の被差別部落の民話はやっぱり日本的だと思った(^_^;)。それからちらりと書いてあったが、アイスランドでは、キリスト教受容をめぐって、血が流れたらしい…。

 やっぱり機会があったら、この人の著作、ちゃんと読もう。





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Last updated  April 25, 2006 12:41:22 AM
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