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April 30, 2006
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カテゴリ: ミステリ(日本)
鋏の記憶

角川ホラー文庫
☆☆☆☆☆
 サイコメトリー能力(残留物感知能力)といって、「物のもつ記憶」を読むことの出来る女子高生を主人公に、同居人で、両親の従兄の息子にあたる捜査一課の刑事が証拠物件を(多分)こっそり「調べて」もらって事件を解決していく。三時十分の死、鋏の記憶、弁当箱は知っている、猫の恩返しの4編。
 角川ホラー文庫ではあるのだが、ホラーというにはあまり怖くない。霊能力探偵とか超能力探偵とかそういった感じのテイスト。私、こういう探偵譚結構好きなのだ(^^♪。ただ、勧善懲悪でもなければ、普通の人が犯罪に手を染めているのが暗示されて、それが人の怖さのようで、どちらかというと、因縁話的な怖さはある。登場人物が善人ではないのだ。この人間描写が気に入った。特に、少女漫画家が出てくるのだが、彼女の描写が好き。ただ、もう少しストーリー展開が込み入ってるともっと好みだ。
 「よもつひらさか」の書店POPを見てから、気になっていた著者で、このミステリーとしての意外性などには物足りないものの、この著者のホラーの作品には興味があるなぁ。ホラー・ミステリに限らず、他の本も読んでみよう。図書館にも沢山入ってるし(^_^;)。実は、この本も職場近くの図書館で借りた。





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Last updated  April 30, 2006 01:37:45 PM
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