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August 9, 2006
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カテゴリ: ミステリ(日本)
内田康夫
講談社文庫
☆☆☆☆☆○
 こっちの方が「天河伝説殺人事件」より面白かった。
 「天河~」を探しにいった先で、タイトルに釣られてちょっと読んでみたのだが、最初に出てきた昭和61年ころのワープロの描写が面白くて図書館で借りたようなもの。

 分不相応ともいえる見合い話をもらった女性の兄と母が相次いで殺される。そして、その兄はかつて浅見に助けられたことがあり、今回も彼に当時最高機種のワープロを譲るようにと遺言にもにた言伝をしていた。
 このワープロの描写が…「一人では運べない」「200万円」「50字×三万行の≪膨大な≫記憶容量」「ブラウン管に50字×40行」…今にしてみると信じられない。。。。それにフロッピーも5インチだって。。。。そうだ!私が大学のコンピューターの授業で使ったアレだ!!
 この描写に引き込まれて読み始めたのだが、謎解きも結構楽しめて、予想より面白かった。私は過去にさかのぼるミッシングリンクものが好きなせいもある。途中で何となく犯人も見当がつくが、コツコツと終戦直後から田舎町に住んでいた祖父母の歴史をたどっていく過程が面白かった。また、角兵衛獅子のことも興味深い。

 しかし、一番興味深かったのはワープロOASYS 100GXの描写だろう…。ちなみに浅見は70万程度のワープロだったとか…!あれからまだ20年も経っていないのに、何と技術が進歩したことだろうか。





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Last updated  August 10, 2006 01:04:34 AM
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