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September 24, 2006
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カテゴリ: ミステリ(日本)
厭魅(まじもの)の如き憑くもの

原書房 四六上製
☆☆☆☆◎
 講談社の新書のシリーズが不気味でよかったから読んでみた。また、購入特典があったので、それにつられたというのもあった。
 講談社のシリーズにちょっとだけ名前の出てくる人物の名前にもやっぱり触れられている。それに、地名にもオボエがあるぞ…。山脈の名前として出てきた地名がそのあたりの集落一帯を示す言葉として出てきていた。

 (時代設定をぼかしているが)高度経済成長前の因習の支配する村を舞台に、謎めいて怪奇的な見立ての連続殺人が起こる。しかも、それはありえないような状況で殺されて、さらに見立てが行われている。。。。そして、一癖も二癖もある登場人物たち…。非常に魅力的な舞台設定ではあるのだが、文章の視点がころころ変わるので非常に読み難い。また、そのせいで前作の百蛇堂等で味わったじわ~っとした恐怖感が薄まってしまうように感じた。トリックを色々盛り込みすぎているように感じる。ここまで因習にとらわれた村の様子は、このあたりの時代までじゃないと厳しいが。もう少し絞ったストーリーテリングの方がよかったなぁ。

 また、講談社のシリーズでは奈良が舞台となっているのだが、この作品もおそらく奈良、和歌山あたりの田舎が舞台になってるような気がする。そう思って読んだせいか、特に冒頭、主人公が神櫛村に行くバスの描写を読んでいて、この8月に天川村に行った時のことを思い出した。





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Last updated  September 24, 2006 10:04:12 PM
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