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July 18, 2008
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カテゴリ: ミステリ(日本)

山魔(やまんま)の如き嗤うもの
三津田信三
原書房 四六上製
☆☆☆☆☆◎
 刀城言耶シリーズ。この本がシリーズ中では一番好き。
 特に、最初の描写の怖さが凄い。後になってこういうことだった、という解釈がつくのだが、(それにその一部は私も見当はついていた)それでも怖い。蛇棺葬の怖さとはまた一味違うが、それでも怖がりの人は止めておいた方がいいだろう。
 今回気に入ったのは、登場人物間のやりとりだ。特に、言耶が父親に少々コンプレックスを抱いているところがここで現れてくる。かじ(漢字が出せない…)取力枚や鬼無瀬警部もいい味を出している。元気な京女の祖父江偲もいい。彼女と言耶のやりとりが一番楽しく、君の悪い作品の中で、日常が戻ってくるような感じだ。
 そして作中にさりげなく、時代がぼんやりと分かるような描写がある。ちょっと検索してみたが、昭和三十年代と思われる。さすがに生まれるかなり前のことである。





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Last updated  July 22, 2008 12:32:08 AM
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