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July 31, 2008
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カテゴリ: ミステリ(日本)

金融探偵
池井戸潤
徳間書店 四六上製
☆☆☆☆☆◎
 この本、行き着けの図書館で「ご自由に持っていってください」というメッセージつきの本だったので、探偵の文字につられていただいてきたのだが、
 これが、大当たり!
 この人の別のミステリも探してみよう。ビジネス書も書いておられるようだが、そっちはいいや…。
 決算書から銀行の貸し渋りの理由のウラに気付いたり、100年ちかく前の家計簿からその人の生活を類推したり…。勤務先の銀行が倒産して路頭に迷っている主人公がお金の出入りや銀行の慣習等から色々な推理を広げていき、それで金融探偵と住んでいるアパートの大家の娘(その大家がやっている銭湯の金策の危機を救ったのがそもそもの始まりだ)が名づける。書くのが遅くなったが連作短編集だ。これ、続きないのかなぁ…。最初は無職の主人公を胡散臭い目でみていた交通課の警官、勝村さんと良いコンビなんだけどなぁ。他にも下宿先の夫婦とその娘、マッサージ店の店主、このあたりの役者が揃えばもう少し作品が繋がりそうな気がするのだが…。
 そういえば、主人公は職安通いの合間の気を紛らわし、暇つぶしにこの「金融探偵」をするのだが、職も結局決まらなかったんだよな…。続きないか探してみよう。





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Last updated  August 1, 2008 12:56:50 AM
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