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October 9, 2008
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カテゴリ: ミステリ(日本)
柳広司
講談社文庫
☆☆☆☆☆
 オカルト雑誌に寄稿するフリーライターの片瀬修平は、鹿児島で聖フランシスコ・ザビエルの首(のミイラ?)が見つかったという多分に眉唾くさいネタの取材のため、カメラマンとともに、鹿児島に飛ぶ。そこで、その首に見つめられたような気がした彼は、いつしか、「生きている」ザビエルの傍におり、そしてそこで人が死ぬ…という事態に見舞われる。というところから話は始まる。作品は4章からなり、章ごとに修平の時間はほんの数日からひと月程度だが、進み、逆にザビエルは年単位で若返っている。連作短編集ともいえる。実際はザビエルの体験と謎解きに修平自身の体験が重なっていく。また、オカルト雑誌とはいえその編集者や編集長は非常に理性的でもあり、むしろ、タイムスリップのような感覚に翻弄される修平の方が混乱している。が、人が死ぬ謎自体は結構シンプルというか呆気なく、修平の言葉によって解かれてしまう。また、 ザビエルの最期の台詞もこの作品では、全く違う意味にとらえられてしまう。歴史事実としてはありえないだろうけれど。
 最後に続編を仄めかすような台詞もあるのだが、どうなるのだろうか?





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Last updated  October 9, 2008 01:50:35 PM
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