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February 17, 2009
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カテゴリ: ミステリ(日本)

平台がおまちかね
大崎梢
東京創元社 四六並製
☆☆☆☆☆
 中堅どころの出版社の営業、井辻クンを主人公にして、彼が営業で回る書店を中心に、北村薫さんのような日常の謎を解いていく短編集。
 しかし、井辻君は自社の人間より他社の営業とつるんでいる場面の方が多い。特に真柴という男は暑苦しく絡んでくる。井辻の前(前)任者で今は編集に異動になっている吉野には「あいつは今、君で遊んでいるのか」みたいな台詞を言われている。と言いつつ吉野は、真柴に「借りを返す」と言って知り合いの可愛らしい書店員さんをパーティーの席上で紹介なんぞしているのだ。なんだかんだと井辻の世話を焼く真柴と吉野の関係が個人的には気になっている。どちらかというと、真柴が吉野にやりこめられていたような印象を受けるのだが。
 謎解きは基本的にほのぼのとしたハッピーエンドで、本と書店への愛情も一杯で、本屋に入ると出てこられなくなる人は、きっと読めば幸せな気分になれる。それに彼の日常のような日々なら出版社の営業って面白そうな仕事に見える。ま、世の中いいことばかりではないだろうけど。シリーズのようなので、続きも読んでみよう。





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Last updated  February 19, 2009 02:29:12 AM
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