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April 27, 2009
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カテゴリ: ミステリ(日本)

骸の爪
道尾秀介
幻冬社ノベルズ 新書判並製
☆☆☆☆◎
 仏師の元に取材に訪れた作家の道尾秀介は、真夜中に20年前に行方不明になった仏師が最後に彫ったものの、買い手から戻されたという曰くつきの観音像が笑ったり、宿泊した部屋(その仏所である)の中いっぱいに置いてあった未完の仏像が蠢いたり、と怖い思いをするが、ある一言を口走ったせいで、そこの主に追い返されてしまう。
 そして、そこでの体験を霊現象を研究する友人真備庄介とその助手北見凛に語ったところ、再訪することになってしまう。
 しかし、怪異な事件が続出するが真備の手にかかってしまうと、そんなんありか~と思いつつも、オカルトではなく、推理でケリがつく事件になってしまう。仏像に対する薀蓄が面白かったが、あとは、割と予想とおりの展開だった。特に仏所の責任者の特徴については、私の好きなネタだったが、最初からオチが見当ついてしまったのが、ちょっとガッカリ。また、登場人物同士のジャレ合いもあまりなかったので、物足りないといえば物足りない。真備の設定もすごく好みなのだが…。オカルト風味だが、あまり怖くはなかった。だが謎解きの過程での衒学的なネタは面白かった。シリーズもののようなので、他の作品も読んでみよう。





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Last updated  April 28, 2009 12:57:13 AM
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