混沌の本棚

混沌の本棚

PR

×

Calendar

Free Space

2010年12月1日より
読書メーター
登録しました。

琵音の今読んでる本

読書メーターに
画像がない本は
反映されないみたいです。

Archives

May , 2026
April , 2026
March , 2026
February , 2026
January , 2026

Keyword Search

▼キーワード検索

March 16, 2010
XML


今邑彩
角川ホラー文庫
☆☆☆☆◎
 「蛇神」シリーズの第二作目と第三作目。
 第二作目「翼ある蛇」:
 若い男を狙った猟奇殺人が起こるところから始まる。この殺人はフェミニストの文化人である翻訳家のホームページに怪しい書き込みがあるところから、関係があるのではないかと取りざたされる。この翻訳家のこのHPの書籍化を企画しようとしている喜屋武蛍子という編集者はこの怪しい書き込みの主は姪の火呂ではないかと疑いを持つ…。
 この小説、松本清張の「火の路」並に「エッセイ」と銘打たれた太地母神と蛇神についての論調が長い長い…。しかも論文ではないだけあって、(翻訳家に仮託したエッセイだからしかたないのだが)かなり論が偏っていて読んでいて疲れるし。結構厚い381ページある文庫本なのだが、蛇神シリーズにかかわりが濃くなってくるのは結構後になってから。それでも著者の読者のミスリードが上手く、クライマックスで一気に読ませる。
 第三作目「双頭の蛇」:
 幼女誘拐事件が冒頭。これも作品を読んでいれば、何故これが冒頭にあるか想像がつく。そして、喜屋武蛍子はモトカレ(もう別の女と結婚しているが)で探偵の伊達が行方不明になったことから「蛇神」の時から長野の排他的な寒村、日の本村を訪れる。また、前作で男性を狙った猟奇殺人の被害者になりかけた新庄武も(この苗字で最初からただの被害者役ではないことは明らかだったが…)いよいよ重要な役目を果たすことになる。


 とはいえ、この2作とも「エッセイ」がちょっと長くてウザいかな。もう少し短くてもいいと思うし、あそこまで「蛇神」や「太地母神」に結び付けなくてもいいと思うのだが…。そして、このしつこいまでの論調が日の本村の閉鎖性・排他性そして神(みわ)家を中心とする狂信性をすんなり説得してくれればいいのだが、そこまでではないし…。なのでかなり好みの題材ながら、少々☆の数を減らしてしまった。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  March 16, 2010 11:20:03 AM
コメントを書く
[ホラー・ファンタジーなど] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: