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December 28, 2010
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カテゴリ: ミステリ(日本)

ヨコハマベイ・ブルース
香納諒一
光文社文庫
☆☆☆☆☆◎
 初めて読んだ著者だが、かなり好み。ヨコハマを舞台に表向きに出来ない事情で警察をクビになった元マル暴の刑事、流一(ながれ・はじめ)が、元凄腕の興行師で、今はワケあり・やばい系の金儲けをする何でも屋で、かつては逮捕しようとしていた在日朝鮮人の金円友に雇われ、彼が依頼を受けた事件を調査に当たったり、解決したりする。金はいくつもの職業を表向きに名乗るが、そのうち表の顔に近いのが探偵事務所社長なのだ。本のカバーには「連作推理小説」となっているが、捜査は足と情報網で主に行われ、名探偵よろしく長々と推理を披露することはない。また登場人物は共通しているがストーリー相互に繋がりもない。そして、その登場人物にも一般の人は殆ど登場せず、胡散臭い主人公とその相棒に、ヤクザの幹部、彫師、浮浪者でノビ(盗みの常習犯)とその周囲も胡散臭い。だが、彼らそれぞれに人情味があって読んでいて安心(?)できる。
 推理小説といっても、ロジックを弄する類のものではなく、ハードボイルドに近い感じだが、雰囲気が好きだ。他の本も読んでみよう。というか、この二人のストーリーはもうないのかな?





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Last updated  December 28, 2010 06:16:58 PM
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