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January 1, 2011
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テーマ: 本日の1冊(3712)

隠居の日向ぼっこ
杉浦日向子
新潮社 188mm x 128mm B6(?)上製(この本、通常のチリ+頁寸法=B6正寸+天地&小口各3mmではなく、チリ+頁寸法=B6正寸になっているのだ)
☆☆☆☆◎
 江戸時代や古い日本の風物を取り上げたエッセイ。蚊帳とか餅つき、釣忍、湯たんぽ、踏み台、などなど。今はあまり聞かなくなった郷愁を誘うでもちょっと不便なもの。私より10歳ほど年上の著者だけど、大体私でも分かる。が、「釣忍、つりしのぶ」は読めなかった……。著者の十八番、江戸時代の風俗を元に色々な品が取り上げられていて、現代のせわしない生活に比べて往時ののんびりとした暮らしに憧憬が感じられる。一日一日を丁寧に生きる、とかスローライフとか、勿体無いとかそういう生活のオピニオンリーダー的な女性の方々が読んでも興味を持ちそうな内容。1つの品に1つづつ著者のこれまでの作品から挿画が添えられている。
 特に印象に残ったのは踏み台について。昔は大工の親方から若い弟子に課せられる課題で、家の新築の時に贈られたものだったそうな。ふと思ったけど、それなら某鑑定番組なんかにも古い踏み台が出たりして。私は、貧困や食糧難、衛生状態の悪さ、身分制度等等に眼をつぶって、かなり古い時代の生活に憧れを持つほうなので、ここに紹介されている一つ一つの道具に情緒を感じて、かなり楽しく読めた。
 この著者も若くしてなくなっている。漫画も好きだった。今更だがやはり残念だ。





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Last updated  January 8, 2011 01:43:39 AM
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