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July 1, 2011
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テーマ: 本日の1冊(3712)
カテゴリ: 日本の小説

【送料無料】モルフェウスの領域
海堂尊
角川書店 四六上製
☆☆☆☆
 モルフェウスというのはギリシャ神話の夢の神のことで、この本の舞台は2014~2015年。テーマはコールドスリープ。
 最初半分が展開が遅いし、なんだか男にご都合主義に思える展開だしで少々読むのが遅くなってしまった。いつものようにぐっちー先生が出てきたらトントンと進んだけど。「医学のたまご」で天才ぶりを発揮してくれた佐々木アツシクン、彼は「ナイチンゲールの沈黙」でもいい役どころだったけど、こういうコトで天才少年になったんだ。。。人工冬眠(この本の中では凍眠となっている)を扱っていて、実質的には近未来SFだ。人工冬眠システムの開発者、西野のセリフはよくわからないし……。
 けれどもやっぱりいつもの人々は小説なので、さして見かけの描写に加齢を書き込まれることもなくいつもの通りだった。廊下トンビまで。。。そして、ハヤブサの副官だった佐藤ちゃんが元気な姿を見せてくれてうれしかった。やっぱりいい人だ。ドラマとは見かけの設定が違っているみたいだけど。あ、年齢も少々違うか……。けれどもAIセンターは頓挫してしまったみたいだ。それにゴンタと真琴もまだ引退してないし。ゴンタはともかく真琴さんの方は悠々自適だと思ってたけどな。でも、ぐっちー先生の面倒みている方が面白いか。
 コールドスリープの技術的問題にはこの本では触れられておらず、俎上に上がっていたのはもっぱら倫理面。凍眠中の公民権・人権停止って結構過激だ。きっと未来、コールドスリープが実用化される日がきても、この通りにはならないんじゃないかなぁ。





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Last updated  July 1, 2011 05:17:06 PM
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