混沌の本棚

混沌の本棚

PR

×

Calendar

Free Space

2010年12月1日より
読書メーター
登録しました。

琵音の今読んでる本

読書メーターに
画像がない本は
反映されないみたいです。

Archives

May , 2026
April , 2026
March , 2026
February , 2026
January , 2026

Keyword Search

▼キーワード検索

April 5, 2012
XML
カテゴリ: 海外の小説

【送料無料】 犯罪 / フェルディナント・フォン・シーラッハ 【単行本】
フェルディナント・フォン・シーラッハ
東京創元社
☆☆☆☆◎
 短編集。最低限の状況・心理描写だけで、事件は淡々と進行していく。刑事弁護士として「私」がかかわった事件という形なのだが、簡素な文章のせいか、かなり殺伐とした印象。ちょっと救いがあるのは最後のエチオピアの話。あとハリネズミの話もさほど読後感は悪くないが、他は爽快な読後感とは言い難いと思う。いくつかの作品の中ではリンゴが小道具として用いられているし、最後の一文はフランス語で「これはリンゴではない」というような主旨のことが述べられている。読書サイトの感想をいくつか拾い読みするまで、気づかなかったのだが、このリンゴは罪の象徴として用いられているのだ。しかし、一部のストーリーでは、一番悪い奴が結局法の手を逃れているような気がしないでもない。日本の法制度がよくわかっていないので、法律用語の違いだの裁判の進行の違いだのというのはよくわからなかったが、最後のエチオピアの男の話で、彼の境遇に同情した参審官(日本でいう裁判員みたいなものらしい)がお金を出し合ってエチオピアへの飛行機代を出してやる、とか日本では考えられない記述だ。実際に刑事弁護士である著者が現実の事件に想を得てとのことだが、このへんも似たようなことがあったのだろうか?あと、この本の中に出てくる日本と日本人の描写が少々不気味でなおかつエキゾチックなので、もし次作を読むことがあったら、そちらでも同じような描写があるか読んでみたい。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  April 5, 2012 03:10:17 PM
コメントを書く
[海外の小説] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: