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September 9, 2012
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カテゴリ: 一応児童書の範疇
【送料無料】A String in the Harp [ Nancy Bond ]

Aladdin Paperbacks
☆☆☆☆☆
 3月ごろから読み始めて、半年かけてようやく読了。アメリカの学園都市アムハーストからウェールズの片田舎にやってきたジェン(ジェニファー)と彼女の弟ピーター、妹ベッキー、そして父親で大学の先生であるデイヴィッドの家族のストーリー。
 タイトルはピーターが拾った銀のハープのチューニングキイから。これがタリーシン?(Taliesin)という6世紀の吟遊詩人のハープの調律用キイだったことが判明する。それもこのキイがピーターに夢というか幻視を見させるのだ。
 それまでピーターは引越しした周囲と上手くいっていない。一方の妹のベッキーは周囲と上手くやっているのだ。そこにジェンがアメリカから学校が休みの間だけ遣ってくるのだが、彼女は一年ほど前になくなった母親の代わりを果たそうとして最初はとても苦労する。
 やがてピーターの様子が変だと姉妹が気にし始め、また彼女たちもキイのみせる幻視の一端をピーターとともに体験する。
 この本では、ジェンと一家の家族のストーリー、ピーターの幻視、ウェールズの風景が並行して描写される。そして、母親がなくなってショック状態だった家族はなれない土地で苦労するうちに団結していく。そこで地元とのつなぎ役になるのが、一番下のベッキー。彼女はすぐに地元に馴染み、意味が分かっているのかいないのか、「彼女はお嫁に来たのだから根っからの地元の人間じゃない」みたいな台詞を言ったりする。そして、彼女の友達、リーアンの家の描写で、おばあちゃんが出てくるのだが、彼女は英語が話せない。そしてリーアンの母も16までは必要がなかったから英語が話せなかったという台詞が出てきて、ここで現代でこんなことあるんかいなと思っていたら、テレビの話が出てきてこれが1950年代ということが判明する。でもこの本で描写されるウェールズの風景はとても素敵だ。
 この本は結構読みでがあるし、ウェールズの地名は全く読めない。この本も英語の練習のために読み始めたのだが、もっと英語が分かればウェールズの情緒が味わえただろう。でも21世紀の現代では結構風景が変わっているような気がする。古い歴史や音楽が好きなので、この小説の設定はとても魅力的だった。ちょっと楽器などを通じて古代の風景を見てみたい。





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Last updated  September 9, 2012 10:28:25 PM
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