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September 28, 2012
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カテゴリ: ミステリ(日本)

【送料無料】七人の鬼ごっこ [ 三津田信三 ]
三津田信三
光文社 四六上製
☆☆☆☆☆
 こちらの本は、すぐ前に読んだ本と違って、もろに好みの設定!幼い頃に経験し、 大人になった頃には封印されていた忌まわしい記憶が その時に起こった忌まわしい事件とともに、否応なく表に引っ張り出されてくるミッシングリンク。そこにこの著者特意の怪しげな旧家や信仰、鄙びた町などが舞台装置として出てくる。さらに小学生の頃の仲間の現在にも現実感があるし、いのちの電話が冒頭出てくるが、その描写も詳細。かなり生活感があるのに、じわじわと怖い。だが、後半は一人一人が「それ」を思い出しかけて殺されていくスリリングさに謎解きが重なる。また、犯人を疑わせる読者のミスリードもいい。叙述トリックは使われていないのも好み。さらに、同じ著者の「死相学探偵」のタイトルなんかも出てきて、同じ世界の話と思われるこの設定も好み。欲を言えば、不気味な旧家と信仰についてもっともっとおどろおどろしく描写して欲しかったくらいか。また、最近の刀城言耶シリーズではあまり出てこない、登場人物間の友情も久しぶりに出てきてうれしい。探偵役は推理作家なのだが、ブレーン役が大学の先生というのも結構定番だがわりとこの組み合わせだと安心して読めるような気がしてきた。これも緩くていいのでシリーズになるとうれしいなぁ。この組み合わせも好きだが、この組み合わせで生活感が結構あるミステリというのが、定番かもしれないが、一番好みなんだと思う。





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Last updated  September 28, 2012 11:51:19 AM
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