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May 5, 2013
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カテゴリ: ミステリ(日本)

【送料無料】 杉下右京の冒険 / 碇卯人 【単行本】
碇卯人
朝日新聞出版 四六並製
☆☆☆☆☆
 テレビドラマシリーズ「相棒」の杉下右京の単独行スピンオフ小説第二弾。今回も「紺碧の墓標」「野鳥とUFO」の中編が二編収録されている。舞台は三宅島・御蔵島と韓国。前作以来、ロケが大変そうな場所ばかりのチョイスだが、この三箇所の描写・説明がとても興味深い。三宅島の火山ガス、御蔵島の自然の希少性、韓国と米軍などだ。それに韓国は漢字表記を止めたのか。日本にもかつて漢字表記をやめる、という話があったというのを聞いたことがあったので、ちょっと興味深い。それで何か変わったのかな? 日本語の漢字表記をやめるなって、私には考えられないけど。
 「紺碧の墓標」は自然描写がとても面白かったが、トリックはいかにも新本格的、と書いたら怒られるかな?でも、確かに犯人の怒りは理解できる。だけど、個人的には可能・不可能以前の問題で、このトリック承服できない。
 「野鳥とUFO」は些細なことを気にする右京さんの性格が、とんでもない事件を未然に防いだ、というパターン。そういえば、作中にある鳥が出てくるのだが、私、名前が思い出せなかったけど、右京さんが鳥の種類を教えてもらう前に、どんな鳥かは分かったぞ。ちょっとうれしいかも。
 この二作品、鳥がどちらも重要な鍵を握っているのだが、この著者、とあるミステリ作家のアナグラムの変名なのだが、そちらの名前で検索したら、バードウォッチャーでもあるみたいだ。だから、鳥の生態や自然保護についても一家言のある内容になっているのだろう。
 このシリーズ次回作もあるので、それも読んでみよう。ドラマの登場人物をそのままイメージしながら読めるので、読んでいて楽しい。





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Last updated  May 5, 2013 10:50:00 PM
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