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September 1, 2013
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カテゴリ: 海外の小説

【送料無料】MASTER OF THE GAME(A) [ SIDNEY SHELDON ]
Sidney Sheldon
Grand Central Publishing, 172mm*105mm, Soft cover,
☆☆☆☆○
 6月12日頃から読み始めたようなので、二ヵ月半かかってようやっと読了。495ページ長かった~。クルーガーブレントという名前のコングロマリットを経営する一族四代の物語。
 プロローグはケイトという女性の90歳のバースデーパーティーから始まる。最初、読者は彼女が誰だか分からない。そして、彼女の生涯の回想から、アイルランドで一攫千金を夢見て南アフリカに渡るジェイミー・マクレガーのストーリーから始まる。彼の話は宝探しと恩讐。南アフリカの風物が面白いが、"mis"とイタリック体で書いてあった気象現象がなんなのかよく分からなかった。続いて、彼の娘ケイトの物語となる。彼女、思い込みの激しさは、ジェイミーに捨てられたのに、根性で彼の妻に収まった母マーガレットにそっくり。そして商才は父親譲り。このケイトが物語りの実質的な主人公。彼女はその思い込みの激しさにモノを言わせてかなり年上(父親の腹心だったデイヴィッド)を策を弄してゲットし、周囲を思うとおりに操っていく。タイトルは彼女の生き様から来ていると思う。そして、被害者は一粒種の息子トニー。芸術家になりたかったのに、コングロマリットに成長した会社の経営者となることを期待され、母ケイトの思うように操られていたことに、彼が気づいた時、悲劇が起こる。 でも、このあたりでトニーが母に操られていることを知るあたりも面白かった。 続いて、トニーの双子の娘、イヴとアレクサンドラの物語になる。どちらも大変な美人だが性格は正反対。イヴは名前の通り、生まれながらの悪人。やりたい放題をやった報いを受ける。だが、彼女がクルーガーブレントを乗っ取ろうとするあたりが一番サスペンスタッチで面白かった。ここは最後のほうだが100ページ一気読みだった。ただちょっと設定がご都合主義かな。そして最後はケイトの90歳のバースデーパーティーに戻る。ラストの彼女のセリフがいかようの意味にもとれて面白い。 血族に会社を譲り渡そうと執念を持つ彼女だが、90歳で枯れたのか、変わらないバイタリティがあるのか、ひ孫(アレクサンドラの息子)のロバートに言う。音楽に才能を持っている彼にズビン・メータと親しい人を紹介する、と。だが、この手口でかつて彼女は息子トニーの芸術家としての芽を完膚なきまで叩き潰したのだ。
 ケイトの策士っぷりも凄いが、イヴの悪女ぶりもかなりのもの。ただ、ケイトの母マーガレットが中心になるあたりと、イヴの双子の妹で善良なアレクサンドラの恋愛になるあたりははっきりいってつまらなかった。私は正直アレクサンドラの善良ぶりが鬱陶しかったのだ。そういえばこの作品、医者が結構重要な役割を果たすこともあり、辞書なしでは病名がよくわからなかったところがままあった。
 また、英語の先生に薦められて読み始めたのだが、教科書でお馴染みのフレーズが私でも分かるくらい使われている。結構いい勉強になりそうなので、また他の作品も読んで見よう。





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Last updated  September 2, 2013 12:24:16 AM
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