混沌の本棚

混沌の本棚

PR

×

Calendar

Free Space

2010年12月1日より
読書メーター
登録しました。

琵音の今読んでる本

読書メーターに
画像がない本は
反映されないみたいです。

Archives

May , 2026
April , 2026
March , 2026
February , 2026
January , 2026

Keyword Search

▼キーワード検索

September 17, 2013
XML
カテゴリ: 日本の小説

【中古】 上と外 /恩田陸(著者) 【中古】afb
恩田陸
幻冬舎 四六上製
☆☆☆☆
 考古学者の父を訪ねて夏休みに南米のG国を訪れた練と千華子の兄妹。最初は離婚した両親と夏休みの遺跡めぐりで、問題は奔放な母親が男に夢中になって、離婚したとはいえ、彼ら余人の家族関係にヒビが入りそうになっているくらいだったが、最後の遺跡めぐりの途中、クーデターが勃発。ヘリから落ちた練と千華子は密林をさまようことに。そして、練は千華子を人質に取られ、「成人式」に参加することになる。
 随分前から読んでみたかった小説なのだが、正直、ほとんどジュヴナイルのような内容だと思っていなかった。また、私は冒険譚より謎解きが好きなのだと実感してしまった。練と千華子は中学生と小学生なのだが、高校生と中学生のように錯覚してしまう。成人式の場面ははらはらしながら読んでいたし、両親が千華子を見つける場面も面白かった。ジャングルに覆われた未知の大地下遺跡は実在したら大ニュースだろう。そして、その未知の遺跡で行われるハードでミステリアスな成人式も興味深い。ただ、少年・少女の世界である密林の中での冒険や成人式に彼らを探す両親、そして世界的な技術を持った町工場の社長である練の祖父と学者の父の影響力など色々な要素が入りすぎて少々冗漫な印象を持ってしまった。ラストの大団円で物語は丸く収まるが、色々ギモンも出てくる。一番は蒸し暑いジャングルでよく少年少女が熱中症にならなかったことだが、他にも水流の中を歩くのは大の男でも危ないのに小学生の少女が歩いていることや、成人式の少年達のリーダーでさらにすごいバックグラウンドを持った少年ニコの見た夢や成人式の「王」について、そして古代遺跡についてなど、色々もっと拾って欲しかった伏線?がある。
 結局、私は冒険よりも謎解きが好きなのだ、と実感しながら読むことになってしまった。やっぱり少年少女が主人公の小説はあまり合う作品がないらしい。とはいえ、遺跡の描写は面白かった。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  September 18, 2013 03:09:07 AM
コメントを書く
[日本の小説] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: