混沌の本棚

混沌の本棚

PR

Calendar

Free Space

2010年12月1日より
読書メーター
登録しました。

琵音の今読んでる本

読書メーターに
画像がない本は
反映されないみたいです。

Archives

September , 2024
August , 2024
July , 2024
June , 2024
May , 2024

Keyword Search

▼キーワード検索

September 26, 2013
XML

【送料無料】三月ウサギと秘密の花園 欧州妖異譚7 [ 篠原美季 ]

トリニティ‐名も無き者への讃歌 欧州妖異譚 8 講談社X文庫 / 篠原美季 【文庫】
篠原美季
講談社X文庫ホワイトハート
☆☆☆☆☆
 欧州妖異譚7作目&8作目。「三月ウサギと秘密の花園」は復活祭の頃。復活祭の劇の手伝いに田舎の邸宅を訪れたユウリはいつものように、隠された秘密の封印を解くことに。スラヴ起源のイースターエッグ「ピーサンキ」はろうけつ染めのような要領で卵を彩色していくそうだが、この本の中で言及されたのでウェブ検索してみたら、これは綺麗だった。でも、ちょ~っとスラヴの復活祭をイギリスに持ち込む過程がご都合主義というか、単純な気がしないでもなかった。復活祭の劇の手伝いの様子なんかは前シリーズの主人公達のパブリックスクールの頃に戻ったようで、ほのぼのとしていてよかった。でも、ユウリがパンダの着ぐるみ着て、居眠りして、コケて、それにシモンが駆け寄ったら、パンダは大天使のお導きで天に召されたって……ちょっとやりすぎかも。
 「トリニティ~名も無き者への讃歌」はローマの古代遺跡発掘が出てくる。古代宗教の密儀とか呪詛とか、古代へのタイムスリップ(?)とか色々ネタ的にはこちらの方が好み。そして、ナタリーはアシュレイの天敵なのも変わらない。そして、ユウリパパ、レイモンドの出番もここのところ増えているような気がする。ちょっとさびしかったのは、ユウリをはさんでのシモンとアシュレイのマニアックな議論と呉越同舟の共同戦線がなかったこと。そして、枢機卿がまた名前だけしか出てこなかったことだろうか。にしても「トリニティ」ってもしかしてユウリとシモンとアシュレイのこと!?かなりいびつなトリニティだと思う。つかトリニティと書くよりトライアングルの方がいいなぁ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  September 26, 2013 11:51:26 PM
コメントを書く
[ホラー・ファンタジーなど] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: