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September 9, 2014
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カテゴリ: 日本の小説

シルバー・オクトパシー
五條瑛
徳間書店 四六上製
☆☆☆☆☆
 金さえ受け取ればどんな仕事でも引き受ける人でなしの集まり「シルバー・オクトパシー」。というか、金さえ払えば社員の人間性はさておき仕事は確実といわれている。この会社は吉原にあり、この会社の社員はかつての吉原遊郭の男衆「亡八(人間の八つの徳を忘れた人非人)」の八とタコの8本足を引っ掛けてタコと呼ばれている。もちろん日本語における「タコ」の語感もそこには含まれる。とはいっても、8人の社員のうち社長にあったことがあるのはチーフ桂川の一人だけ。そして生粋の日本人も一人だけで、とはいってもその彼も育てられたのは外国人の義母(複数)という複雑さだ。このあたりに多国籍の人間が活躍するのもこの著者らしい。
 そして、物語の設定も北朝鮮について。脱北者と巨額の送金、拉致被害者、日本人妻、日本赤軍。他にも在日朝鮮絡みのネタが沢山出てくる。物語は北朝鮮への五億の送金と妊婦を脱北させるという依頼が銀タコに舞い込んだことから始まる。設定がかなり複雑だったが、意外にページーターナーですぐ読めた。にしても、銀タコとかどこのたこ焼き屋かと最初にこの名前を目にした時は思った。どうも社長は出てこないし、シリーズ化のような感じだ。そうなるといいなあ。この本ではタコの8人のメンバーのうち、女性二人の過激さが際立っていたが、続巻では男性陣にも期待したい。また、この本の本文印刷、かなりの部数を印刷してるんじゃなかろうか。奥付の印刷会社の名前を見てびっくりした。大部数専門のトコだ。ここの書籍では初めて見たような気がする。





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Last updated  September 9, 2014 11:52:51 PM
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