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September 29, 2014
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志摩半島殺人事件

志摩半島殺人事件
価格:617円(税込、送料別)



徳間文庫
☆☆☆☆☆
 初版が1988年頃。まだバブルのころで、浅見光彦が記事を寄稿している「旅と歴史」でも上海に取材とか景気のいいことを言っている。もっとも光彦は飛行機がキライなので、結局この志摩の取材になるわけだが……。そこで塀の中での経験をウリにした作家の殺人事件への探偵を始めるのだ。志摩半島は旅行に行きたい場所なので参考のために読んでみた。
 この文庫のあとがきでも触れられているが、多少の加筆があるにせよ、志摩半島の海女さんたちの様子を書いた中学生の作文はかなり興味深い。そして、ストーリーは志摩半島と同じリアス式海岸の三陸地方へと移る。このあたりが出てくると連想するのは当然、東日本大震災のことだが、土地の描写があまり詳細ではないので、地名や施設名を目にして、ここ、どうなったのかなぁ、と感じる程度だった。また、まだこの頃は景気がよかったはずだが、文中からはそんなことは伺えない。この本も結末は勧善懲悪ではないが、光彦は警官ではないし、こういう終わり方でもいいのかと思う。





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Last updated  October 11, 2014 03:44:16 AM
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