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June 24, 2015
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カテゴリ: ミステリ(日本)
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麻見和史
講談社ノベルス
☆☆☆☆☆
 一作目を読んで気に入って既刊一気読み。主人公は小柄な新米女性刑事如月塔子。だが、実際は彼女の所属する警視庁捜査一課十一係のチームプレイ。名探偵役は彼女の教育係鷹野だ。以前に同じ著者の「真夜中のタランテラ」という義肢を題材にした小説を読んだことがあるが、こちらのシリーズの方がかなり好み。というか、こちらの方が著者の作品として評判もいいらしい。
 6作どれもかなり凝った道具立ての警察ミステリ。様々なペダントリーがちりばめられる。そしてストーリー展開も結構二転三転して結構ハラハラする。さらに十一係の面々の個性や科捜研の河上と鷹野を挟んでのやりとりが作を追うにつれて楽しくなっていく。でもミステリの常道としては、鷹野と塔子がどうこうするとあ~んまり面白くないような気もするけど。
 そして警視庁捜査一課が担当するので、東京都内・都下の様々な地名が出てきて面白い。特に四作目の「虚空の糸」は南砂団地というしょっちゅうバスで通りかかるところが登場し、帳場が立つ城東警察署も同じだ。この周辺の土地勘は地元民なのでかなりあり、読んでいて特に楽しかった。
 これだけ巻数が重なっていると、ストーリーや事件の詳細も楽しみではあるが、登場人物間の関係もかなり楽しい。名探偵役の刑事だがかなり不器用な鷹野、わかりやすい河上、塔子を挟んで意識しまくりのこの二人が特に楽しいが、塔子と鷹野のやりとりもキライではない。でもこの二人ができあがるとミステリとしては面白くなくなりそうだ。そして同じ十一係の面々も強面の門脇、チャラ男だがPCに詳しい尾留川、常に沈着な早瀬係長、チーム最年長のベテラン徳重などなど、ドラマ化できそうだなぁと思っていたら、第一作の「石の繭」がドラマ化されるらしい。他の読書サイトでも書いてあったが、主人公は適役。そしてキャスト一番の興味は鷹野を誰が演じるかだ。もっともWOWOWだから私は観られないけど。登場人物関係にしてもストーリーにしても続巻が楽しみだ。





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Last updated  June 24, 2015 03:13:17 PM
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