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September 17, 2015
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カテゴリ: ミステリ(日本)

所轄魂 / 笹本稜平 【単行本】

【楽天ブックスならいつでも送料無料】失踪都市 [ 笹本稜平 ]
笹本稜平
徳間書店 四六並製
☆☆☆☆☆
 シリーズ一作目と二作目。一作目は今週末にドラマで放映されるようだ。
 妻の死をきっかけに本庁捜査一課から所轄の城東署に移ってきた主人公葛木と彼の息子で警察庁キャリアで本庁捜査一課の管理官になった息子の俊史。この親子でタッグを組んで事件解決に当たる。
 読み始めたのは、バスでしょっちゅう前を通る城東署が主人公、葛木の勤務先で、江東区の地名が頻出するから。たしかに第一作目は江東区の運河での連続殺人事件だったので、そこかしこに見覚えのある地名があったり、あ、あのお店だ~と心当たりのある飲食店がでてきて、ニヤリだった。「所轄魂」のほうは、地元に密着した所轄刑事と、肩で風を切って、時には横暴な行動も多い本庁の刑事との心得の違いのようなところもあった。この巻では本庁刑事がちょっと大袈裟だし。
 そして、「失踪都市」のほうは最初は江東区内で見つかった白骨死体がきっかけだが、そこから捜査を進めていくと、一警察官の手には負えないような巨悪が浮かびあがってくる。でも、その解決にあたるのが、所轄刑事たちと本庁とはいえ、冷遇されていた面々。こちらのストーリーのほうが好みだった。前作から思っていたし、他のドラマや小説でも同じだが、意外と警視庁捜査一課長っていい役どころだな、と思う。とはいっても、こちらは被害者の身元は結局分からないまま。
 二作とも最後の最後になって、犯人が浮かびあがってくる。これはこのシリーズのパターンになるかも。第一作では警視庁と所轄、二作目ではキャリアと警察組織が裏のテーマのような気がする。第三作目のネタが楽しみだ。





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Last updated  September 17, 2015 09:48:11 AM
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