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声が小さくなる。 あきれるというか……。 勘弁して……。 そーゆーとこ、見ないで欲しい。 オレが……。 オレが思うのはいいけどっ! いくら、優也と郁己でも、それは……。 あまり……。 いやっ……。 絶対、考えて欲しくないことであって。 想像して欲しくもない!「見てるわけじゃねーけど……でもさー女の色気って、やっぱ、体だし? いーじゃん、胸、でかいほうが……」「そーじゃなくて……」 でかいほうがいいとか、そういう問題じゃねーんだけど! そーゆー風に見るなっつってんの!「花澄も頑張って、女の色気を出してるんじゃねー?」「早くわたしを食って~って!」 食っ……。「優也!」 オレ、赤面して思わず声を上げる。 何てヤツ……。 一応、オレの彼女なんだから。 言葉、選んでくれって……。 食っ……。 あぁ……。 何て表現だよ……。 しかも、また、そういう問題は後々残ってるんだよ!「大丈夫だって。オレらにはそんな気、全く起こらねーから……」 オレの気持ちを見透かしたように郁己が言って笑った。「でもさー正直なところ、花澄とやりたいだろ?」 優也がオレの隣に座る。 >>>つづく
2006年03月31日
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「でもさー竜也、オレ、今思ったんだけど……」 優也がオレを見る。「いくら、真奈や深夏にいろいろ吹き込まれても、最終的には花澄の判断じゃねー? だって、後々自分に降りかかってくる問題だろ?」「確かにそうだな……いくら、あいつらに竜也にキスしたいって言えって言われても、花澄が嫌だったら言わなくねー? だって、ゆって、キスされるのはどっちにしろ、花澄だろ?」 郁己が納得してる。「だろ? ってことは旅行だってさ、結構、その気なんじゃねー?」「花澄がか? でも優也……」「あいつさー最近、女っぽくなってきてねー?」 オレ、優也の言葉にドキッとする。「でも、竜也と付き合うようになってから、雰囲気変わったよな」「だろ? それもひっかかるところなんだよな……」「あれは、すげー女を意識させてるだろ?」 マジ? てか……。 何でそんなこと、お前らに分かるの? こいつら……。 そんなに人のしぐさに敏感だっけ? 何故かたじろいでしまう自分がいる。 というか……。 ちょっぴり焦りがある。「てかさー花澄って、何気に胸、でかくねー?」「えっ?」 オレ、一瞬、固まる。「オレもそう思う。だって、深夏とか真奈って、胸、なくねー?」 優也が笑う。「それを思うと、花澄って、あるよな?」 郁己がオレのほうを見た。「どうした?」「……お前ら……そんなとこ、見んなよ……」 >>>つづく
2006年03月30日
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「竜也? どうした?」「また、変なこと、考えてねー?」 優也と郁己が笑う。「……そーいえばさ……春休み、花澄が温泉に行きたいって……」「温泉?」「うん……」「……何、お前……誘われてんの?」 優也の驚いた表情。「今の話聞いて……そうなのかな……って……」「マジ? あいつ……どうした? もしかして、欲求不満?」 郁己が笑う。「やっ……それは……でもさー何も考えずに言ってるっぽいんだけど……」「花澄だったらありえるな……」「だろ?」 無意識に言ってる気もする。「竜也、郁己、花澄を甘く見るなよ?」「えっ?」「あいつのバックには深夏と真奈がいるんだからな?」「優也、そこなんだよ……」 問題はそこ! 深夏と真奈なんだよ。「あいつら、絶対、ありもしないこと、花澄に吹き込んでるって!」「やっぱ?」「ん。で、花澄はそれを真に受けるな……」 郁己が確信したように言う。「郁己も思う? だから、温泉のことも、普通の花澄だったら、絶対言わないって思うんだけど、あいつらがいるから、どうなんだろう? って……」「だなーつかみにくいな……」 そうなんだよ。 どこまでが花澄の思惑なのか。 どこからが深夏や真奈の策略なのか……。 それが全然分からない。 それがオレの頭を悩ます一番の問題。 >>>つづく
2006年03月28日
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「だって、あの花澄だってキスしようとしたら拒まなかったんだろ? ってことは、花澄だってキスしたかったんじゃねー? イヤだったら、普通、拒むっしょ?」「だよな……」「花澄はさー天と地がひっくり返っても、竜也、キスして! 何て言わないだろ?」「まずないな……」 優也と郁己がオレをムシして話してる。 それはない。 でも……。 言ってくれればすげーありがたいんだけど……。「まっ、でも、そんなこと言われたらキスだけじゃすまねーだろ?」 優也がオレを見た。「……優也さぁ……」「竜也、それが普通の男の感情だって! 自分の好きな奴にそんなこと言われたら誰だって押し倒して当然だって!」「や……でも、さすがにそれは……」「大丈夫だって! 6組のセイヤいるだろ? あいつ、それで大丈夫だったらしいよ」「マジ?」 オレと郁己の声が同時だった。 思わず郁己と顔を見合わせてしまう。「マジマジ。付き合い始めてしばらくキスしてなかったら、向こうからキスしてよ~って……それがかわいくて押し倒したら最後までだって!」 最後まで……。 花澄と……? うわ~。 考えただけでドキドキしてきた。 生々しい。 でも……。 確かに、花澄にキスしてなんて言われたら……。 キスだけで終わらせられる自信なんてない。 だって……。 誘われてるようなもんじゃん! てか……。 そういえば……。 温泉とか、誘われたよな……? それって……。 そういうことなのか? やっ……でも……。 ……ありえる……? マジ? >>>つづく
2006年03月24日
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「何が?」「だってさー花澄のことが好きって気付いて3年半だろ? 付き合い始めて、キスするまでに2ヵ月……よく我慢できてんね?」「まだしてないって!」「いやいや……2ヶ月もたつとは思わなかった……」 郁己がしみじみ言う。「本当だったらその日だろ?」 優也がオレを見た。「ありえねーだろ!」「全然オッケーだろ?」 優也が郁己を見る。「ありなんじゃねー?」 郁己は真顔でオレを見た。「まっ、オレはそういうの、経験ないから分かんねーけど……」 そう一言付け足す。「とりあえずさー我慢するのは体に毒だって! 竜也!」「我慢っていうか……本当にいいのかなって……不安しかない」「そんなん、お互い好きだったら向こうも思ってるって!」「……深夏にも言われた。それ」 順序があるって。「そりゃそーだろ。付き合えたら、キスすることか、やることしか、考えないっしょ?」 優也……。 露骨すぎねー?「……男はな……」 ちょっと考え込んで郁己が言う。「女も一緒だって!」 優也が笑う。 それは……。 そうなのかなぁ? 実際、オレは花澄が初めての彼女。 もちろん、そういうのも初めてだし……。 だから、女のことや、考えてることなんて全然分からない。 でも……。 優也は昔、彼女がいたし……。 深夏や真奈は一応、女だし……。 こいつらが言ってることは一致してるし……。 やっぱり、女も彼氏ができたら、そういうこと、考えるのかな? >>>つづく
2006年03月23日
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ってか……。 オレ、嫌な予感。 優也を見る。 お腹抱えて笑ってやがる……。「ごめんごめん、竜也……」 尚も笑わずにはいられないらしく、表情は変わらない。「聞いちまった、昨日の話」「だろうな……」 郁己の言葉を聞けば想像つくって!「イヤ……でも、子供だから憎めないよな……」「まぁな……」 オレ、苦笑い。「でも、花澄、拒まなかったの?」 興味津々の郁己。「んーキス自体は大丈夫そうだった」「キス自体?」「ん、できなかったあとはすげー顔赤かったけど……」「そりゃそーだな……でも、キスは拒まなかったんだ……」「ん、普通に目を閉じてた……」 ドキドキドキ……。 あの時の花澄を思い出すだけで、心臓が暴れだす。「やっぱ女ってそうなのかなぁ? オレん時もそうだった。オレは見てたけど……」 優也が思い出すように言う。「オレも見てた……」「でもさ、見てて、キスする前に相手が目を開けたらどうしようって思ったね、オレ」「それ、すげー気まずくねー?」「まっ、そういう状況に今んとこ、あたってねーけどな……」 優也が笑う。 とういか……。 緊張してて、そんなことも考えつかなかったけど……。 言われてみればそうだな。 あと数センチで目があったらイヤかも……。「でもさーお前もやっとだな!」 郁己がオレの肩に手を置いた。 >>>つづく
2006年03月20日
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途中で姉キが割り込んできたけど……。 家にいるとこれだ。 ずっと、花澄に会いたい会いたいって言ってたから……。 多分、来たときから、花澄だってこと、確認したくて仕方なかったんだと思う。 そして、花澄と話がしたかったんだろうなと……。 すぐに人の恋愛に突っ込んでくるっていうか……。 困ったもんだよ。 でも、よかった……。 花澄とわだかまりはない。 それが分かっただけでもオレは十分だった。 部屋に戻ると背中からベットに倒れこむ。 その瞬間だった。「竜也!」 ドアが開いて、帰ったはずの優也と郁己が入ってきたんだ。「はっ?」 えっ? 何? 意味分かんねー。 オレ、慌てて起き上がる。「今日の花澄はどうだった?」「はっ?」 どうって……。「変な気、起こすなよ~」 郁己がオレに一言。 >>>つづく
2006年03月18日
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てか……。 もしかして、花澄、緊張してる? まぁ、よく考えてみたらふたりっきりだし……。 いやいや……。 でも、オレは病人だって! さすがにそんなことできないって。 姉キも家にいるんだし……。 でも、花澄はすごく悩めかしい顔をしている。 そんな顔がかわいくて妙におかしくて……。「行きたいとこあるの?」 思わず笑ってしまう。「えっ?」 花澄が驚いた顔でオレを見た。 何で? って感じの顔。「イヤ……すっげー考え込んでるから……」「あっ……」「いいよ。花澄の行きたいとこ、行こ」「あっ……特に行きたいとこはないんだけど……会いたいなって……」 ドキッ。 今、すごい自然に出た言葉じゃねー? 会いたいなって……。 何……? 花澄……?「……じゃぁ、オレ、とりあえず、花澄のとこ、行こうか? それから考えよ」「うん……あっ、でも、熱あったら、ムリしないでよ?」「大丈夫だよ」「うん。じゃぁ……明日待ってる」 花澄が笑顔になる。「分かった」「じゃぁ……行くね」 オレは玄関まで花澄を送る。 >>>つづく
2006年03月17日
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郁己がニカっと笑う。 邪魔者ってか?「あっ、でも、真奈と深夏のとこ行かなきゃ……」 予想外って感じで花澄は慌ててるのが分かる。「あ? ほっとけほっとけ」「じゃぁ、お邪魔虫は退散。竜也、熱、ぶり返すなよ!」「じゃぁな!」 郁己と優也が部屋を出て行った。 自室に残されたオレと花澄。 花澄はドアのほうを向いて立ち尽くしてる。 多分、どうしよう……って困惑してる。 そんな様子が伺える。 それが妙にかわいくて……。 思わず微笑んでしまう。「あっ……用事あるんだろ?」「えっ?」 花澄がオレのほうを向く。「いいよ?」「あっ、明日……あいてる?」「うん」「どっか……」 花澄が言葉を止めた。 また、すっげー考え込んでる。 どっか……。 その続きで考え込むか? 普通……。 でも、その続きってどっか行こうってことだよな? 話の道筋的にはそういうことじゃねー? 何でそこで止まる? >>>つづく
2006年03月16日
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テスト前ということもあって、今日の授業のノートを花澄がとってくれていた。 花澄からノートを受け取るときは、ちょっと照れてしまった自分がいるんだけど……。 でも、オレ、全然普通に花澄と話せてる。 こんなんだったら、昨日、あんなに悩まなくてもよかった気がする……。 まぁ、花澄も頑張って普通にしてくれてるんだとは思うけど……。 でも、よかった。 優也と郁己がこういう機会、作ってくれたのかな? あいつらに感謝だな。 そう思ってると。「あっ……オレ、用事あるからそろそろ……」 郁己が時計を見た。「あっ、じゃぁ、オレも……」 優也がそう言って、花澄も立ち上がったとき。「花澄はまだいろよ?」 優也が花澄に向かって言う。「えっ……」 すげー困った花澄の顔。 困惑してるのがよく分かる。 てか……。 あいつら、何考えてんだ?「オレらふたり邪魔者だからさ……」 >>>つづく
2006年03月15日
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「お前、大丈夫なのかよ?」 優也がそう言って座る。「ん、微熱程度」「そっか」 優也が笑顔になる。「急にどうしたんだよ。お前らが来るなんてめずらしい」 ありえねーだろ? 優也と郁己だけならまだしも、花澄まで……。「土曜日だからな……」「何だよそれ」 意味分かんねー。「そーいやぁ、深夏と真奈がお大事にだってよ」 郁己が思い出したように言う。「あいつらが来ないのもめずらしくねー?」 絶対、一言二言あってもいい。「ん、何か今日は用事があるらしい」「ほー」 まぁ、いいんだけどね……。 優也と郁己がいるからか、花澄を目の前にしてもそんなにドキドキしない。 というか……。 意外と普通かも。 オレはチラチラ花澄を見てるけど、花澄も普通っぽい。 オレたちの話を聞いて、笑ってる。 >>>つづく
2006年03月14日
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無事に式も終わり、新婚旅行も無事に帰って来ました~その間も来て下さったみなさま、ありがとうございますっ☆そして、千鶴さん、1番で大正解です!新婚旅行は北海道に行ってきました~というか、文章も一緒にから送ったんですけどね…うまく送信されてなかったのみたいで…(;^_^A アセアセ・・・気づいてはいたのですが、帰ってからで…と思って、そのままにしてしまいました~北海道はすごく寒くて、札幌は雪が降ってました~雪ですよ?雪!!しかも、小樽の夜は-3℃って…まぁ、外は歩きましたけど、やっぱり寒かったです。でも、食べ物はおいしいし、満足×2イカがとてもおいしかったです!!あっ、ウニも!ホタテもだ!!(笑)旅行から帰ってきても、親戚を周ったり、新居の用意をしたりで、落ち着くまで更新が遅れるかもしれませんが…これからもよろしくお付き合いください
2006年03月12日
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2006年03月06日
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突然ですが明日、結婚式&翌日からは新婚旅行に行ってきます1週間ほど、ブログのほうをお休みさせて頂きます旅先で何かあればもしかしたら何かを公開するかもしれませんが…できるといいです前日なのに両親に宛てた手紙もまだ、書けず…まだまだやることがたんまり残ってます…
2006年03月03日
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5.男同士の密会「ん~」 ちょうどお昼。 オレは目が覚めた。 少し頭がボーっとしてるけど、体温を測ると6度8分。 ほぼ平熱まで下がっていた。 よかった……。 あれ以上、熱が上がってたら、どうしようかと思った……。 オレ、病院には絶対に行きたくないから、いつも気合で治すタイプ。 まっ、今んとこ、それで何とかなってるからいいけど……。 オレが一安心していたときだった。「竜也?」 姉キがオレの部屋のドアをノックして開けた。「お友達が来てくれたわよ?」「友達?」「ほら、入って……」 姉キがそう言って入ってきたのは。「花澄……」 オレは思わずベットから起き上がる。 うそ……。 何で……?「大丈夫か?」 花澄の後に続いて入ってくる。「優也と郁己……」 何だ……。 こいつらもいたのか……。 マジ、あせったって! 何なんだよ……。「ゆっくりしていってね」 姉キがそう言って、ドアを閉めた。 >>>つづく
2006年03月02日
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