PR
Free Space
Category
Calendar
行ったところで、その時代の面影は、ほとんどないでしょう。
視覚的にも、当時にはない人工物があったり、逆に当時あった自然が失われていたり。
聴覚的にも、波の音、風で揺れる草木の音が、自動車の音でかき消され、
嗅覚的にも、潮の香、草花の香、土の香が排気ガス等の大気汚染で失われ、
踏みしめる大地もアスファルト。
面影なんてほとんどないのに、そこがその場所であったと碑を建て、語り継ぐ。
逆に面影がないからこそ、想像し、感動するのかな。
というわけで、紀伊国屋文左衛門が江戸に向けて船出をしたといわれている場所、
和歌山県にある下津港に行ってきました。
紀伊国屋文左衛門 1
紀伊国屋文左衛門 2
紀北で釣りをする人ならご存知の方も多いと思いますが、下津港という港があります。
近くには、ピアーランドという釣り公園もありますね。
その下津港が紀伊国屋文左衛門が船出したといわれている場所です。
文左衛門の勇気ある行動をたたえて、顕彰碑が建てられています。
一代で財をなし、一代で散った豪快な商人、紀伊国屋文左衛門。
しかし、その才略、かつ天性気宇闊達な生きざまは、
今日の商人に商機をつかむ叡知と放担的な勇気の必要性を教えてくれています。
『惚れた仕事に命をかけて、散るも華だよ男なら』
愛する人の旅立ちを、奥様はどういう気持ちで見送ったんだろ。
和歌山県人気質は冒険心と豪快さといわれています。
今、仕事に命をかけられる人、
いや、それ以前に、自分の仕事に惚れ込んでいる人はどれだけいるのだろう。
仕事だけに限らず、そのためなら散っても本望と思える様なものを、
どれだけの人がもっているのだろう。
一代で財をなし、一代で散った豪快な商人。
散ってもなお英雄として讃えられる紀州商人の魂ですね。
これで、偉人を偲んで【紀伊国屋文左衛門】は終わりです。
ファッション・ブランド品のお買い得情報はこちらをどうぞ
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
偉人を偲んで 【濱ロ梧陵 3】 Feb 5, 2013
偉人を偲んで 【濱ロ梧陵 2】 Feb 4, 2013
偉人を偲んで 【濱ロ梧陵 1】 Feb 4, 2013