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★フランチェスコ・マーニ (vm) Francesco Magni



活動期間 :1977年-現在
所属レコード会社 :Ariston Records
サンレモ音楽祭出場1回 :1980年12位,
公式サイト http://www.francescomagni.com/


 繊維織物製品の取引を商売としていたフランチェスコ・マーニの音楽のキャリアは1970年代から始まります。彼の初期の作曲の “La Grinta Poetica”はナンニ・スヴァンパ(Nanni Svampa)※が77年ドゥリウムから出したアルバム「Al Dì D'Incoeu」に収められました。

 彼はモーニ・オヴェディアとグルプッポ・フォーク・インタナツィオナーレ(Moni Ovadia e il suo Gruppo Fork Internazionale)と共演しました。モーニ・オヴェッディアはタレント・スカウもしており、マーニをアリストン・レコードに紹介し、78年オヴェディアがプロデューサーとなりアルバム「Il Paese Dei Bugiardi」を制作しました。これがフランチェスコ・マーニのレコード・デビューでした。

 このファースト・アルバム「Il Paese Dei Bugiardi」およびセカンド・アルバム「Cocò」は“ナンセンス”の限界と意地悪なユーモアが織り込まれた環境保護的、社会的背景に彩られた現代のおとぎ話として描かれています。

 これらのアルバムにはアレンジ、管楽器でマリオ・アルカリ(Mario Arcari)やチェロ、ベースのピエロ・マレージ(Piero Milesi)などの新星(イヴァノ・フォッサティ(Ivano Fossati)やファブリツィオ・デ・アンドレ(Fabrizio De Andre‘)の制作にも参加した)や、中でも優れたフランコ・パラヴィチーニ(Franco Parravicini)、ハーディ・ガーディ演奏のジェラルド・カーディカーレ(Gerardo Cardinale)、ハープのヴィンチェンツォ・ジテッロ(Vincenzo Zitello)、バグパイプのロベルト・マッツァ(Roberto Mazza)達でした。

AR・LP-12344 (1978:年12月 Ariston – Dischi Ricordi) Francesco Magni ‎– Il Paese Dei Bugiardi

2.Pin Pirolin
3.Che Pirla Papà
4.Matrimoni D'Amor
5.La Mia Terra
6.La Favola Del Corvo
7.Giuanin Tulin
8.Un Chilo Di Merda
9.I Fong
10.Canzone Americana
          AR・LP-12344

 80年2作目がサンレモ音楽祭出場曲“Voglio L'Erba Voglio”のシングル盤でした。音楽祭開催3週間前の1月17日、アリストン劇場に出場する30歌手を40歌手に絞り込んだ歌手から選考する最終選考会が行われました。その時に新人の部で一番得票したのが、フランチェスコ・マーニでした。玄人好みの歌手かもしれません。



AR-00879 (1980年 Ariston – Dischi Ricordi) Voglio L'Erba Voglio /Jabel Murra
AR-00879   AR・LP-12367
AR・LP-12367 (1980:年 Ariston – Dischi Ricordi) Francesco Magni ‎– Cocò

2.Gattoruga
3.Mariano Station
4.El Me Paes
5.Voglio L'Erba Voglio
6.Tristessa
7.La Lumaca
8.Jabel Murra
9.Marianna

 セカンド・アルバム「Cocò」にはサンレモ音楽祭入賞曲“Voglio L'Erba Voglio”も収録され、ヴォーカルで マティア・バザール (Matia Bazar) の・アントネッラ・ルッジェロ (Antonella Ruggiero) 、アルベルト・フォルティス(Alberto Fortis)が参加しています。この頃フランチェスコは小学校で音楽の基礎を教えていました。

 81年彼の最もシュールで魅力的な曲“Canzone D'Amore”/“Dracula”のシングル盤を出しました。これがアリストンで最後のレコードです。

AR-00914 (1981年5月 Ariston – Dischi Ricordi) Canzone D'Amore/Dracula
           AR-00914

 アリストン最後のシングル曲はサード・アルバム「Magnetico tic」に収録されているとのこと、アレンジはアルベルト・ラディウス(Alberto Radius)であること以外、詳細は分かりません。

(1983年 Martinelli production) Francesco Magni ‎– Magnetico tic [arr. Radius]
  CKR-4504・2
CKR-4504・2 (1995:年 RTI Music ‎– Dischi Ricordi) CD Francesco Magni ‎– Amami Di Meno Amati Di Più
1.Sala D'Attesa
2.Amami Di Meno Amati Di Più
3.Quando L'Amore Crea
4.Quark
5.C'È Non C'È
6.Tappeti Magici
7.L'Amaca
8.Lo Scoglio
9.Orangotango
10.Quiviarrivaque

 95年マティア・バザールのプロデューサーでアントネラ・ルッジェロのご主人でもあるロベルト・コロンボ(RobertoColombo)がアレンジとキーボードを担当したアルバム「Amami Di Meno Amati Di Più」を12年ぶりに発表しました。

 彼の空白期間についてWikiなどウェブ上の資料を探しても『旅行の期間』とか『その後ブリアンツァの古い農家の修復のための旅行、反射運動と手作業の期間に続きます』とあり、これらの説明では踏み込んだ理解が出来ていません。音楽の事よりそういう環境保護的行動が優先されたのだと思います。

 もう少し前から始まったのだと思いますが、フランチェスコ・マーニはナーダ・ヨーガ(Nada Yoga)※に関心を持ち、インドの音楽に近づきます。彼はインドのシルディ・ババ(Shirdi Baba)の寺院で歌い、ダニエレ・カルダリーニ(Daniele Caldarini)とロベルト・コロンボのスタジオでCDアルバム「Sai Mama」を作り、ハイ・タイドから出しました。

TIde-9146・2 (1996年 High Tide ‎–) CD Francesco Magni ‎– Sai Mama
1.Terra, Aria, Acqua, Fuoco
2.Nara Om
3.Sai Mama
4.Sai Baba
5.Quando L'Amo
6.Mano Nella Mano
7.Om Sai Ram
8.Ogni Quando, Ogni Dove
9.Ninnarayana
TIde-9146・2
(1999年) CD Francesco Magni ‎– Sai Mother (English version of Sai Mama.)
1.Dam - Dam
2.So We Can Play
3.Sai Baba
4.If It Were
5.Sai Mother
6.Hari Narayana
7.Nara Om
8.Om Sai Ram
9.Any Time Any Where
10.Ninnarayana

 3年後の99年、「Sai Mama」の英語盤CDアルバム「Sai Mother」を作りました。この頃になると発売した盤のレーベル表示、カタログ番号が明示されなくなります。自主製作のプライベート盤に近いものではないでしょうか?

 ナーダ・ヨーガとのかかわりがどれ程続いたか分かりませんが、20世紀から21世紀に代わった頃、旧友フランコ・パラヴィチーニのギターと三つの若い息吹、トゥリッリ・バンド(La Trilli Band)とのコラボレーションで新たなCDを制作します。

 アルバム「Scigula」は粗野な古いバラードと解放された狂気で構成された、ミラノ北部からコモの間に位置するブリアンザ地方の音色に作り上げられました。
 ロンバルディア州ヴィルメカーテ(Vimercate)でノスター・ストーリーテラー賞(Il Premio Noster Cantastorie)を、オレノ(Oreno)の金の蓄音機賞、さらに収録曲“Lambrada”はブラジルの環境保護運動家シコ・メンデス(Chico Mendes)の没後2002年から制定されたシコ・メンデス賞(Il Premio Chico Mendes)も受賞しています。

(2004年Aretè - Brianze) CD Francesco Magni ‎– Scigula
1.La Gainna Del Pollee
2.Scigula
3.La Mia Terra
4.El Spiritell Content
5.Matrimoni D'Amor
6.Ruerza Minga I Ball
.El Me Paes
8.Giuanin Tulin
9.El Paes di Bosiard
10.La Tegnoeula
11.La Rosa E L'Ucelin
12.Lambrada

(2008年2月Aretè - Brianze) CD Francesco Magni ‎– Balada Del Balabiott
1.Ciapa La Ciapa
2.Don Abundi
3.Renzo El Passa L’Adda
4.Ul Barchiroo
5.Fra’ Cristofur
6.Lirom Liram
7.Va’ Cum’El Tira
8.Dona Lumbarda
9.Marianna Del Lach
10.Elemènt
11.Balada Del Balabiott

 2008年、前作アルバム「Scigula」の足跡をたどりながら、ロンバルディア地方の民謡の世界へもう一つの美しく刺激的アプローチをしたアルバム「Balada Del Balabiott」を作りました。4年後に出したアルバム「Renzo e Luzia」に含まれる“Renzo Passa L'Adda”が3曲目に収められています。参加ミュージシャンに旧友のマリオ・アルカリ、フランコ・パラヴィチーニの他にサックスのクラウディオ・パスコリ(Claudio Pascoli)もいます。

 12年マージは色々な題材で制作意欲を見せ、19世紀の作家アレッサンドロ・マンゾーニ(Alessandro Manzoni)の歴史小説「いいなづけ(I Promessi Sposi)」を題材としたコンセプト・アルバム「Renzo E Luzia」を作りました。

9788896751114 (2012年 Menaresta) CD Francesco Magni ‎–: Renzo E Luzia
1.Renzo E Luzia
2.Don Abundi
3.Luzia
4.Fra' Cristofur
5.Ul Barchiroo
6.Renzo Passa L'Adda
7.I Lanzichenecchi
9788896751114
(2019年) CD: Maramao... Non Era Morto (prodotto dall'autore)
1.Dona Tristèe
2.Ses Tortej
3.Io Sono Te
4.Che Pirla Papà
5.Capitale Di Fumo
6.Gira La Roeuda
7.Bambulè Bum Bum
8.Volare Volando
9.Maramao

 19年最新のアルバム「Maramao... Non Era Morto」を出しています。数少ないロンバルディア地方の方言を使った古い民謡を掘り起す音楽の『環境保護』のため精力的なコンサートを続けています。


ご参考
※ナンニ・スヴァンパ (vm) Nanni Svampa
1938年2月28日ミラノ生、2017年8月26日ミラノ北北西20km湖畔の小都市ヴァレーゼ(Varese)没、歌手、作家、俳優、音楽喜劇集団グーフィ(I Gufi)の創設者。
 70年から77年にかけて発売されたロンバルディア地方の民謡の数少ない大アンソロジーを制作した功績が称えられている。

Milanese - Antologia della canzone lombarda

1. Antiche ballate e storie d'amore (1970)
2. Il Risorgimento, i mestieri e l'officina (1970)
3. La mala e l'osteria (1970)
4. Le canzoni della Madonina (1970)
5. Antiche ballate del contado (1973)
6. W l'osteria (1973)
7. La nuova canzone milanese (1973)
8. Il cabaret (1973)
9. Le la va de sora (1977)
10. I donn a lavorà e numm a soldà (1977)
11. Al dì d'incœu (1977)
12. Cà de ringhera e veggia osteria (1977)


※ナーダ・ヨーガ (Nada Yoga)
 ナーダ・ヨーガは古代インドの哲学的構造であり、同時に医学やヨーガの形式でもある。この構造の理論的・実践的要素の基礎は「全ての宇宙とそこに在る人間を含む全てのものは、ナーダと呼ばれる音の振動から成り立つ」という前提の上にある。この概念は宇宙を形作る物質や粒子よりも音の・・・・・  (日本語版ウィキペディアより;詳しくはリンク先をご参照)


フランチェスコ・マーニの国内盤はありません、フランチェスコ・マーニは以上です。





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Last updated  2020.10.26 08:40:04
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