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ホリエモンに続いて村上世彰氏もやられた。既得権益を持つ大企業の保守派重鎮(年寄り)連中は、どうあっても出る杭を叩いて、新興勢力を潰したいらしい。ニッポン放送株の取得からフジテレビの乗っ取り騒動で、彼らは若手の勢力が侮りがたいものだと恐れたのだろう。違法というのだから仕方ないが、インサイダー取引なんてどの業界でもどんな場面でも日常ふつうに行なわれている。コネ採用とかね。所詮日本では゛アメリカンドリーム゛のようなビッグドリームは実現できないのだろうか。しかし、若手世代が新しいことを起こさなければ、政治も行政も財界も、この国の本質は何も変わらない。ホリエモンも村上氏も今はいったん退いても、やがて必ず年寄り連中に逆襲すると私は固く信じている。
2006.06.06
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ホリエモンが保釈された。それにしても、拘置所での、マスコミと野次馬のあの狂騒ぶりはいったい何なのか。ホリエモンが日本国の命運を握るような特別な人というわけでもあるまい。拘置所の前で長時間待ち続け、出てきたら今度はバイクでホリエモンの乗ったクルマを追いかける。報道陣とはいっても、その姿はパパラッチそのもの。もう少し品のある国であってほしいね。あっ。だから、『国家の品格』なる本が売れたりするのか。
2006.04.28
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「証券取引法違反」・・・法律上の犯罪はわかる。しかし、ホリエモンはそんなに悪いことをしたのだろうか。もう世間の記憶からは風化したような感があるが、妙な新興宗教の首領とその幹部一派が武力による社会変革の妄想にとりつかれ、地下鉄内で毒を撒き、多大な犠牲者を出した事件があった。(地下鉄サリン)ホリエモンは人を殺しておらず、盗んでもいない。旧世代派は「額に汗して働く人々の云々・・・・」と労働神聖説を主張するが、それほど働かずにのんびりと暮らしている人はたくさんいる。相続で親から多大な遺産を手にした人、宝くじが当たり高額な金を手にした人、などなど結構いるのだ。生きていくのに働かなければならないから-というのが多くの勤労者の本音ではないだろうか。それに、額に汗して働いてそこそこの年収で暮らしている人たち(低所得者)が、社会制度(税・保険・その他)のうえで真に遇されているといえるのか。今日ある国会議員がイイコトを言っていた。小泉政治は「金持ちの、金持ちによる、金持ちのための政治」と。これからは政府による大増税ラッシュが控えている。「額に汗して云々」というのは、この増税路線に対する低所得者層の反発をそらすための巧妙なパフォーマンスだ。ホリエモンはそのためのスケープゴートにされた。中流社会が崩壊し、勝組・負組に分かれるこの社会は確かに金持ちのためのものだろう。社会の゛財゛というパイの大きさがどんどん小さくなってきており、生存競争とはそのパイの取り合い(分割)だ。その分割競争に入り込んできた新興勢力゛ホリエモン゛を守旧派勝組が叩き潰そう(出る杭を打つ)というのが今回のライブドア騒動の本質ではないのか。良くも悪くも、資本主義社会は限界にきているのだ。
2006.01.25
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ここのところ大分気温が上がってきた。ようやく春の足音が聞こえてきたようだ。ところで。ライブドアVSフジサンケイグループの戦いは第二ラウンド・第三ラウンドへときた。地裁の決定でライブドア側有利の感があるが、裁判所は法律的に判断するだけだから結果はある程度予想できた。この、敵対的買収ともいわれるM&Aに関して、メディアが路上インタビューを取ると世代間でその評価が分かれる。比較的に、若い世代はライブドアに理解、中高年世代はフジサンケイグループ擁護という具合だ。この傾向は変革期にある日本の現状を象徴的に示している。何もかもがミニアメリカ化している日本で、企業のM&Aが浸透するのも当然の流れだが、自分たちが20年、30年とかけて築いてきたフジサンケイグループという一大メディアを、金の力で一瞬に乗っ取られてしまうのはベテラン社員にとっては納得いかないことだろう。あらゆる価値観の変化が進んでいるが、新しいものがすべてよいとは限らない。日本の伝統的な価値観とグローバルスタンダードとの折衷、その最適バランスを計るのはなかなか難しいね。春が近づいても私の心は未だ氷の世界にある。雪融けを迎えるのはいつの日か。
2005.03.17
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