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秋葉イエサブにて。5人。
オートモービル
ヘビーゲーマーにはおなじみのMartin Wallaceが作った自動車産業ゲーム。2009年にWallace自身の会社、Warfrog(現Treefrog)から少数発売されたものが、今年になってようやくMayfairから再販された。
プレイヤーは自動車産業界の偉い人になる。フォードやクライスラーなど、実在したアメリカ自動車産業黎明期の立役者の力を借り、工場を建て、セールスマンを雇い、自動車を生産して販売する。4ターンプレイして一番儲けたプレイヤーの勝ち。
Wallaceお得意の、非常に資金繰りがシビアな経済ゲーム。自動車は高級車、中級車、大衆車の3種類あり、最新車種ほど工場の建設コストがかかるが、1台あたりの販売利益は変わらない。だから旧車種の工場を長く使って生産したいところだが、型遅れの自動車は売れ行きが悪い上に、古い工場はあるだけで毎ターン損失駒をもたらすので、誰かが新車の工場を建てたら自分もさらに新しい工場を建てないと置いていかれる。まさに血を吐きながら続けるマラソンで、熾烈な開発競争をリアルに再現しているw
ターンごとに何台の自動車が売れるかは需要タイルの数値によって決まる。これは各プレイヤーが袋から1枚ずつ引き、自分のタイルの数値だけは事前に見ることができる。とはいえ、5人プレイだとだいたい平均化されるので、大衆車と中級車については余り気にせずプレイできた。しかし高級車の需要は3、4ターン目に1枚ずつしか引かれない(それまではセールスマン経由でしか販売できない)ので、ここで“2”を引くか“5”を引くかは大きな違いとなる。1人高級車路線に進んだプレイヤーはばくちに負け、大量の不良在庫を抱えて轟沈w
きっちり数えれば自分の車が何台売れるか分かるんだろうけど、今回は全員フィーリングで生産したので、ほぼ毎ターン工場フル稼働w 当然全員が広告打ったり安売りしたりして売り抜けを狙うが、それでも売れ残って大量の損失駒が行き来する展開となった。そんな中、序盤に中級車市場を寡占し、クライスラーで適度に損失駒を処理しつつ研究開発駒も手に入れていたプレイヤーが無借金で勝利。Wallaceゲーなのに無借金で勝てるなんてw(他プレイヤーは全員借金した)。
初見でゲームの流れを掴むのは相当難しい部類かな。1プレイ目は練習と割り切って繰り返し遊びたいところ。だけど他プレイヤーの評判はいまいちだったので、これっきりお蔵入りになる可能性が高い……面白かったけどなあ。
山のように積まれた中級車と大衆車。生産しすぎw
「オートモービル」で時間かかるの分かってたから、ゲームマーケットで買った短時間カードゲームをプレイ。まずは「アークキング」

さまざまな能力を持った仲間カードをドラフトして、その能力を駆使して財宝、開拓地、建物を獲得する。これらのカードにも能力があり、どんどんいろんなことができるようになる。誰かがカードを14枚獲得したラウンドでゲーム終了。カードにある得点を合計し、最多得点プレイヤーが勝ち。
評価できる同人ゲームを作ってる数少ないデザイナー、寺島さんの作品。過去2作が面白かったので期待してたけど、それを裏切らない出来だった。
ドラフトゲーといえば「世界の七不思議」が有名で、短時間でできるのが好まれてるみたいだけど、「アークキング」はドラフトしたあと手番プレイなのでそこまで短時間ではない。でも「世界の七不思議」の「同時プレイってどうやってやるんだよ」的問題が解決されてるので、私はこっちの方が好き。
拡大再生産だけど、獲得可能なカードは山札からランダムに用意されること、同名のカードは1枚しか獲得できないこと、そしてなにより、カード効果が全体に爆発気味なことから、少々出遅れても後半巻き返しやすくなってる。運ゲーと感じるか、逆転性のあるゲームと見るかは人それぞれだろう。
最初に用意する仲間カードがかたよっていると相当場が停滞することがあるので、ヘビロテプレイヤーでもない限り、当分のあいだは推奨仲間カードを入れた方がいいだろう。
唯一気になるのは、各プレイヤーの初期建物/財宝/開拓地が異なるところ。最初にドラフトされる仲間カードの状況によっては、1回だけとはいえ威信アイコンを持つプレイヤーがかなり強いように感じた。
他プレイヤーがダイナミックに抜きつ抜かれつの攻防を繰り広げる中、6枚程度しかカードを獲得できずにダントツドベ。序盤にちゃんと開拓地取らないと駄目だねw
なぜかTGIWのアンケートではランク外になってるが、相当な回数の繰り返しプレイに耐える傑作。買えるうちに買っといて損はなし。
続いて「ヴォーパルス」
前回の紹介記事は こちら
経験者の利を生かし、4ラウンド目までにトーテムポール+時計商人+軍師で盤石の構えを作ったものの、序盤の戦争に勝てず、建物も2レベルにできなかったのが響いて3位。1ラウンド目に開闢の巨人から建物無双したプレイヤーの勝ち。やはりレアカード主体の戦略構築が重要な感じ。
最後に友人持ち込みの「スコットランドの領主たち」
手札を1枚ずつ手元に裏向きか表向きでプレイしていく。裏向きだと数字を隠せる。表向きだと条件を満たせば特殊能力を発動できる。場には5枚の伏せカードがあり、1週ごとに1枚ずつ表向きになっていく。手札プレイの代わりに表向きのカードを補充することができる(補充したら山札からカードが表向きで追加される)。5週で終了し、数値合計の大きい順に何人かのプレイヤーが、別に用意されていた得点用カードを取る。20点先取したプレイヤーの勝ち。
まず絵がしょぼい。スコットランド人に謝るべきレベルw また、一部カードの能力には効果を発動したことを覚えておかなければならないものがあるのに、その手段が明記されていない。「他のカードの能力をコピーする」とかがある以上、何らかのマーカー類があった方がいいだろう。
この2点を除けばまあまあ遊べるゲーム。能力の発動条件が「プレイしたとき、場で一番小さい数値のカードであること」なので(多人数プレイ時は「同氏族中で一番小さい数値のカードであること」)、得点カードを取るためには大きい数値のカード、能力発動には小さい数値のカードがいるというところはよくできてる。
プレイ途中でイエサブ閉店時間となったので打ち切り。まあ楽しみどころは充分に分かったのでよし。
【プレイ日記】友人宅ゲーム会 2026.04.25
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