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山口晃さんにサインしてもらった後は、歩いて東京駅まで向かいます。いやあ、近いですねえ。これで晴れていたら、もっと良かったのにと思いました。来ましたのは東京ステーションギャラリー。 前回は加守田章二展でしたが、今回はベトナム近代絵画です。ベトナムはハノイからフエぐらいまでしか行ったことは無いですが、いやあ面白い国でした。良い国でしたよ。東南アジアはベトナムしか行ったことは無いんですけど・・・。 そういえば、ハノイの目抜き通りには画廊が多かったです。やはり日本で言う銀座のような場所だったのでしょうか。 作品は、ベトナム近代史を強烈にトレースしていました。フランス人の作った、西洋的な美術学校から始まり、伝統芸的な漆絵、それから共産主義、プロレタリアート的なもの、ホーチミンもの、などに移っていきます。 不思議なのは、共産主義、プロレタリアート芸術に、鼻につくイデオロギー臭さが、あまり感じられないということでしょうか。 モチロン、それなりにイデオロギーなのですが、悲壮な感じも、安いペンキ絵のようなテカリも、うそ臭さも、残虐さも薄いのです。例えば、某国だと、美化された指導者が、豊かな農村を視察するような図がよくありますが、どうもうそ臭い。 そのうそ臭さがどこから来るかといえば、政権が倒れれば銅像が引っこ抜かれるようなリアリティーをペンキのテカリで誤魔化しているからです。 で、おそらくそれは、ベトナムでは起こらないのではないか、と思わせてしまうのです。イデオロギー的な部分よりも、やはりフランスやアメリカに攻められて「愛国」が先にたち、愛国の為には共産主義で対抗しないといけない、といった構図だったのでしょうか・・・・。閑話休題 ともかく見てみます。展覧会としては、かなり歴史を反映させた内容にして有るので、ちょっと窮屈な印象もありました。 作品の内容としては、特にめぼしいものも無い・・・・と思いきや。漆絵が素晴らしい。特に「しゃがんでみてみると、金粉が反射します」という漆絵があったのですが、2点、とてもよかった。 反射で、ただキラキラするのではないのです。一見、どうも夜のような感じの沈んだ色調の山の絵があります。それが、ちょっとしゃがんでみるだけで、山の端が黄金色に輝きだし、夜明けがダイナミックに再現されるのです。 これは、絵画なのに「動」があります。おそらく、図録でも再現できないでしょう。もう一点、「リエン嬢」という作品(HPで見られます)も、同じように、人物の左後ろから日が差してくる情景は、ほんとうに綺麗でした。 反射していないときのギャップで、おもわずジーンときてしまった作品でした。他にも、ジャングルや農村の情景を描いた風景画。あの濃い緑は、ベトナムに行ったときの事を思い出させました。ハノイの町並みも。 黄色い壁が多く、年季の入った建物が多いハノイの町並みも、きっと経済成長が進めば、再開発でビル群になってしまうのでしょう。 こういったベトナムらしい美術も、これからはどこの国なのか分からない現代芸術に置き換わっていくか、妙に「エスニック」を強調したものになって、土産物的になっていくのでしょうか・・・・。今後の展開が気になります。 ただ、油絵、漆絵に剥落がある作品がありました。あれは、わざと「大変な時代を潜り抜けているから」と補修しないのでしょうか・・・。ベトナムの美術館の保有しているものでしたが、ちょっと気になりました。
2005.11.26
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そういえば、この頃、山口晃さんの作品を目にすることが多いのです。 地下鉄に乗ればマナー広告。三越のチラシ。六本木ヒルズ(この頃は悪いイメージが着いてしまいましたね)のみやげ物、東京都現代美術館「MOTアニュアル04」、森美術館の「秘すれば花:東アジアの現代美術展」、となかなか見る機会が多く、アーティストなのかイラストレーターなのか、世間では微妙な位置にいる画家なのではないかと思います。(いや、アーティストだと思いますけど)で、やってきましたのは日本橋三越の「山口晃展」です。実は、この展覧会のチケットを新橋で100円で手に入れたのでラッキー、と思っていたのですが、知人から「本屋にタダ券で置いてあった」と後から言われて、ちょっと悔しかった・・・。 とりあえず11時前に来ましたので、催事場で開催中の「新潟展」(物産展ですね)で釜飯を買って屋上で食べた後、会場に向かいます。 作品は、ここ何年かの展覧会でも見ていますので、見ていないものを中心に見ました。山口さんの風景画には、「ウォーリーを探せ」、のような驚き、サプライズ、物語性が備わっております。それが、非常に細かく、かつ高度な技術で具現化されている上に、独特の諧謔、遊び心があるのです。 ただ単に、サムライとゲンダイが同居している面白さだけを売りにした作品ではないように思います。そこにある諧謔、風刺だったり、風景の解釈であったり、偽歴史的な空想(宮崎駿の雑想ノート、みたいな)だったり、意味性においても発見、サプライズがあるのです。年配の方にはルーペを持って絵を眺めていた方もいらっしゃいましたが、ルーペで見ると、もっと発見が有るという点では、山口作品の右に出るものは、なかなかいないのではないでしょうか。 発見した絵の中にも、変わらない人間の生活がある、という点でも、発見が「うれしい一瞬」に変わる絵画であると思います。「あ、この人、こんなところで××しているよ!」みたいな。 もちろん、遊び心を具現化するテクニック、古典を自分の中に取り込んでしまう理解力、ヒルズ、三越、公共広告機構に意向に沿った絵も描ける応用力が下地としてあっての作品だとは思います。ナマで見ると、印刷物とは違った、画家の苦労がしのばれます。 で、なぜこの日に来たかといいますと本人によるサイン会があるからなのです!作品集にしっかりとサインしてもらいました。こういう場でサインしてもらうのは3回目だなあ(1回目は明和電機の土佐社長、2回目はIGの後藤さん)。実物の山口さん、写真と同じくイケメンです。やさしそうですが、ちょっと内気そうな感じ。作品と同じく細やかな感じ(細かそうな感じ、ではなく)の印象を受けました。そういえば、サインの後に、山口さんが連載している、東大出版会の雑誌UPを頂きました。「すゞしろ日記」というエッセイマンガみたいなページが、最後の方にあります。
2005.11.26
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レオナルド・ダ・ヴィンチといえば、世界的に知られた大天才であります。よく、「無人島に持っていくなら何にする?」という、誰が言い出したかわからない質問がありますが、「もし、地球から人類が脱出しなければいけない時、アートは一つしか持ち出せないとして、何にする?」と問うたら、間違いなく彼の「モナリザ」が選ばれると思います。 そのレオ様の原稿が来日。タダそれだけの展覧会です。レオナルド・ダ・ヴィンチ展直前に、プロダクションIGの後藤隆幸さんのサインを渋谷でもらったあと、バスで六本木ヒルズに向かうのですが・・・・。 これがまた、凄い人の列です。展望台に上がる人とあいまって、物凄く長い列になっているのです。さすがは最終日。さて、どうするか。会員カードで、待たずに入れました。 ここは六本木ヒルズ。持つものと持たざるものには厳然たる扱いの差があって当然ということでしょうか・・・・。 内容は、特筆すべきものはないでしょう。肝心の原稿も、文字ばかりで「ヘリコプターの原型」みたいな、見て面白いものでもなく、イタリア語も分からないので、見ていて楽しいものではありませんでした。しかも展示ケースは作品保護の為にか、数分感覚で照明が消えますし。これだけ長い前フリと人ごみで、これか!、しかもこの値段かと思うと、ちょっといくらなんでもと思います。 いやあ、あの紙を見て、彼の天才を理解できた、素晴らしいと感じられたというのはよほどの人だと思います。 展示内容は、なるべく来館者を館内に散らしてデッドスペースを生まないようにうまく、工夫して配置されていたと思います。展示内容も、すこしでもレスター手稿が理解しやすいようにと模型が置いてあったりします。 なのですが、いかんせん来館者の数が多すぎる。もう展示の工夫とか解釈が通用しないレベルです。しまったなあ。夜中も開いている美術館なのだから、夜中に来れば良かった、と思った次第。
2005.11.13
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展示状態には、あまり納得できなかった「Production IG展」ですが、詳細は6日の記事をご覧ください。 なぜ、またパルコに来てしまったのか。それは、Production IGの後藤隆幸さんのサイン会があるからなのです!しかも、参加条件は、プロダクションIGマガジンを買えばよい、という「事前に会場で買いなさい」というものではなかったぐらい太っ腹です。 後藤さんは原画やキャラクターデザイン、作画監督などで数多くのアニメにかかわっていらっします。主要アニメリストがIGマガジンにも載っておりますが、「エスパー魔美」の作画監督もされていたことがあるのです。ねえ他にもエヴァとか。もちろん、攻殻の作画監督、原画、キャラデザインもされている、しかもIGの役員までされているという多忙そうな人なのですが・・・。 ちょっと、直前まで行っていた「北斎展」から渋谷パルコまでが、予想以上に長くかかりました。集合時間直後に会場へつきます。思ったほど並んではいませんでしたが、それでも結構並んでいます。ちょっと見ると30人以上、階段の下には何人いるかわかりませんが。 係員に紙を渡され、そこに自分の名前を書いておけば、後藤さんがサインに名前を入れてくれるということ。後藤さんは、随分と丁寧にサインを描いているらしく、けっこう時間がかかります。 ちょっとこちらもマガジンを持っている手が汗だくになってきました。 うーむ、しかも走ってきたので汗が・・・・。これはもしや、客観的に見ればカンペキにあっちの人だと思われるに違いないでしょう。認めたくないものだな・・・・(以下略)。 さて、誰を描いてもらおうか。スタンダードに少佐。いえいえ、溢れる男気、バトー。なんの、家庭人トグサ、それか荒巻課長が面白くてインパクトがあるかな。いや、ゴーダでもいいな。と思っていると「いやあ、サイトーとかパズとか言われたら描けないかもしれないなあ」という後藤さんの呟きが、前の方から聞こえてきます。うーむ。マイナーキャラは却下ですね。 となると素子、バトー、課長でしょうか。(よく考えてみると、ゴーダは貰ったあと、見返さなそうですし) で、バトーを描いてもらおうと思っていたところ、私の前の人がバトーをリクエスト。いままで少佐しか描いていなかった後藤さんも、「うまく描けるかなあ」とかいいながら、丁寧にバトーを描いておられます・・・。 うーん。筆がのっていないのか、キャラの目がアレだからしょうがないのか、素子の方が良いなあ・・・・。課長か、素子か。うーん、どうしよう。エイヤッ「しょ、少佐をお願いします」 で、描いてもらいました。平凡かつ無難なリクエストでしたが、うれしいですねえ。描いている間も、ちょっとお話させていただきました。やはりか描き手としても、攻殻という「人間ドラマ」(サイボーグばっかりだけど)を意識して描いているとのこと。 後藤さん自身は、非常に淡白な人のような感じでしたが、絵を描いているときの真剣さが伝わってきて、たかがサイン会のイラストにも手を抜かずに、きっちり描いてもらえました(だから、サイン会が長くなっているのでしょう) ちなみに、攻殻のDVDは、後藤さんがジャケットを描いておられます。水彩っぽい感じのやつですね。これがまた、美しい。私がはじめて買ったアニメDVDは、このシリーズです。わーい。だからIG、いいですねえ。
2005.11.13
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新橋にて美術展の前売り券を数点仕入れた後に向かったのは、渋谷ブックファースト。 本屋というのは、品揃え、ディスプレーが一店一店で異なるわけですから、もし同じ本があったとしても、その並び、置いて有る場所で気づいたり気づかなかったりします。 しかも、そこで買う気が起きるか起きないかもも別の話。そのときに自分が考えていることに関連がある場合は、本のタイトルが目に付き、つい買ってしまうことが多いのですが・・・ 最上階のトイレを利用して、さて下の階へと行こうかと思ったときに目に付いたのが日経キャラクターズ編集「プロダクションI.Gマガジン」です。 プロダクションI.Gといえば、攻殻機動隊、イノセンス、現在放送中の「BLOOD+」などを製作しているアニメの会社ですねえ。攻殻は映画版、テレビ版(S.A.C)も見ていますけど、やはり・・・とI.Gについて語るのはここまで。 I.Gマガジンを買おうとレジに並んだ瞬間、「Production IG展」なるもののチラシを発見。なんと、目と鼻の先にある「パルコミュージアム」で開催中とのこと。 これこそ運命とぶらぶら歩きの導きです。 ケータイの画面を見せれば割引とのことなので、画面を用意して向かいます。 渋谷パルコの7階がミュージアムといいますか、展示スペースになっているのです。今回は、プロダクションIG展というわけなのですが・・・・。 正直に言いまして、ちょっと失望気味です。 例えば、ジブリの森美術館や東京都現代美術館で開かれたアニメ関連の美術展と同列に扱うのはいかがかとは思いますが、これはちょっと・・・。 まず、展示が何を見せたいのかがわからない。何を言いたいのかわからない。どう喜んでもらおう、この展示を見た後に見学者をどうしたいのか。全然伝わってきません。 出品されているものも、I.Gの製作した作品のパネルばかり。ちょっと申し訳程度に小道具が置いてありますが、アニメの小道具を置かれても・・・。作品もについてのことも、「分かる人にはわかる」といったもので説明不足。しかも「分かる人」にはぬるすぎるでしょう。 展示品のレベルも低く、数も少ない。もし、何も知らない人がこれを見て「面白そうだから、レンタルビデオで借りてみよう」と思うかどうか。I.Gのクリエーションに対して親近感、共感、理解が深まるか。 原画や設定資料と、そこに至るまでの苦悩でもいいのです。展示品、スペース、予算がきつければ、一番、面白いと思ってもらえいる部分だけにフォーカスすれば良いわけで。漫然とでかいフィギュアを並べても、だから、と思ってしまうわけです。 会場限定グッズも、ちょっと志が低いと思いました。デザイン、質感共にイマイチで、今回の展示に合わせて、というのが強く出ているわけでは無いのに、ベタベタと会場限定というシールを貼りまくるセンスは、どうかとも思います。(といいつつ買ってしまいましたが) あれだけ作品作りに注意深いI.Gにしては、アニメじゃないからと他人任せにしていたのでしょうか。安易過ぎますし、いままでI.Gの作品を見たことの無い人(おそらくパルコに来るほとんどの人)が興味を持てる内容なのかどうか・・・。 これは、もう「I.Gなら何だっていいよ」という人じゃないと、若干、ガッカリする可能性が高いでしょう。 という、散々なことを言っておいてアレなのですが、この展示の出来の悪さ(失礼)が帳消しになるような素晴らしいことがあったのですが・・・・。これは11月13日の日記を参照してください。 いやあ、さすがI.G。
2005.11.06
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セイコーパワーデザインプロジェクトとは、時計メーカーのセイコーが、時計のデザインに対してプロジェクトを行い、その成果をトウキョウデザイナーズウィークに合わせて発表するという趣向のもの。 場所は、「プレファブコート展」の同じ階、社団法人日本インダストリアルデザイナー協会の展示スペースで開催していました。 2005年のテーマは「魅了」だそうです。出品作は、セイコーのHPをご覧ください。 ちょっと見は良いのですが、徐々にうーん、といった感じ。もう、時計のムーブメントを何に付けるか、のデザインになっていませんでしょうか。 確かに素材感や形のデザインとしては面白い。面白いのですが、わざわざ「ウォッチ」である必然性がないように思います。 それならば、アクセサリーと「どんなアクセにも張り付く万能ムーブメント」さえあれば、事が足りるのでは無いでしょうか。 また、私自身は「アバウトな時計」が好きではないので、文字盤がきっちり入っていないアナログ時計は、時計としての機能としては、どうかなあと思うのです。 魅了する、といっても、何を魅了するのか、誰を魅了するのか。時計なんて2~3個持てば事が足ります。アクセに邪魔にならない時計の方が、かえって使い勝手がよいかもしれませんし。 また、近年では大手メーカーから時計のムーブメントを買って、オリジナルデザインをする(客が自分でデザインもできる)時計屋というのがあります。 実際に、そのあたりにありそうな時計バンドのデザインであれば、本当に気に入ったアクセを改造してムーブメントを仕込む一般人も出てくるのでは無いでしょうか。 やはり「何か目新しい素材とベルトにムーブメント乗っける」だけでは、ちょっと「魅了」まで行くのかなあ、思った次第。確かに、綺麗には仕上がっていますが、そこだけがプロの仕事ではないはずですし・・・。
2005.11.03
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スウェーデン大使館から歩いて、六本木のAXISビルまで行きます。 ここでも東京デザイナーズウィーク関連のイベントをやっているのですねえ。しかし、まずは関係の無い「プレファブコート展」に行ってきます。「コートとして着用できるほか、ブランケットや寝袋、組み立て式テントなどに変形する、衣服造形家の眞田岳彦氏が考案した「プレファブコート」。人が物理的・精神的に過酷な状況下に置かれたとき、デザインの果たすべき役割とは何か、この提案を通じて考察します。 」(AXISのページより) 要は、災害時に、どんな状況でも使えて、物的な側面だけじゃなく精神面もケアできるような万能衣服をデザインした展示会なのです。 素材に東レが作った高機能繊維(合繊)を使って、断熱、防水にすぐれた雨合羽のような感じのコートでした。結構、余裕の有るつくりで、ポンチョのようなシルエットになったような・・・・。それをつなげると、テントになったりブランケット、寝袋など色々なものになる、とのこと。 会場のディスプレーでは、テントなどへ変形したバージョン(数枚のプレファブコート使用)の他にも、避難生活のプライバシーも守れるようにと、間仕切り的に使ったものもありました。 た、ポケットを裏返すとぬいぐるみになっていて、これで精神的なダメージを受けた子供と遊び、ケアをしてあげる、とのこと。 確かに優れたものであるかもしれませんが、どうも実戦で使えるかは疑問です。被災者へのヒアリングなどを重ねて製作したということですが、実際に使ってみることで、デザイン過剰なものが出てくるでしょうし、地域特性などで合わない部分も出てくるでしょう。 人間、何かしら被害にあえば工夫するものです。何も無くても、あるモノだけでナントカしようとするものです。それに災害だって、規模から季節、周りの物資搬入から、様々な要因があり、決して一つとはいえないでしょう。であれば、「プレ・ファブリック」よりも、サランラップみたいな「何にでも使える原料」レベルのものを用意した方が良い、という考え方だって出てくるかもしれません。一般人の私としては「そんなにうまくいくんかいな」と思ってしまう部分もありました。 また、「買いたい」と思う人(例えば自治体)にとっては、実際に使ってみたときにどうなのか、が知りたいところ。海外でも国内でも、まずは活用事例がなければ、ちょっと買うのには(もしくは備蓄するには)ハードルが高いと思います。 それに、こういったものは大量に生産しなければ、安価な防災用具として活用できないでしょうけど、これだけテンコ盛りとなってしまうと、裁縫の手間とか考えて、どうなんだろう、と。 確かに雨合羽のような安っぽくて薄いビニールっぽい素材なのですが、着てみると思った以上に軽いし、暖かい。 でも、特別販売で、その場で売っていた価格が1万円以上だったような気がします。これでは・・・。大量生産すれば値段が下がるでしょうが(例えば、中国の工場で大量生産とか)、量産すればこれだけ値段が下がる、というのが具体的に無いのでしょうか・・・。 これならフリース買って、ビニールシート買って、テント買った方がよっぽど値段・デザイン・機能的に良いかもしれないと思われてしまうでしょう。 マーケットに出すことまで考えてプロモーションできれば、もしくは今からでも2000円ぐらいで生産可能な普及版タイプなどがあれば、もっと良いのになあ、と思いました。(もちろん、水面下では何かやっているのでしょうけど)
2005.11.03
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スペイン大使館の熱の入れように感心しながら、お向かいにありますスウェーデン大使館に入ります。ここも、内装はちょっとヨーロッパな感じ、といいますかインターナショナルスクールのような感じです(行ったことはないですけど)。 入り口で、カバンの製作を実演したいた程度で、ちょっとパンクな感じの椅子や照明、ファッションもありましたが、特に面白いものも無く、ただ中でご飯が食べられるといった程度でしょうか。 中庭も開放されていましたので、そこで買ったご飯を、ちょっと食べるといった程度かなあ。 とぐるっと見た後、すぐに六本木AXISギャラリーに向かいます。
2005.11.03
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なぜか招待状を貰いました。開けてみますと、東京デザイナーズウィークというデザインの催し物の一環で、スペイン大使館の経済商務部が、スペインの家具などを集めた展示会をやるとのこと。その名も「Spain Again」というタイトル。アゲインというからには、きっと第一回もあったのか。ただのシャレなのか。それは不明です。ところで、この招待状、全く身に覚えが無いかといえば、色々な場所に出没しているので、あるようなないような。でも、面白そうなので行ってみることにしました。六本木一丁目にスペイン大使館はありました。入ってみますと、なるほど小ヨーロッパのような風情です。日本の建物というより、ヨーロッパという感じ(でも日本の建築屋さんが建てたのでしょうが)。別にスペイン製の何かが置いてあるわけじゃないのですが、あちらの公共施設とか学校とかと似た雰囲気なのです。地下に降りますと、今回のスペイン大使館主催のSpain Againです。スペインの家具、デザインと言われても私はイメージが沸きません。例えば、北欧家具、ドイツ(バウハウスとか)、イタリア、フランスぐらいの家具ならイメージは沸きます。代表的な製品、デザイナーも出てくるでしょう。しかし、スペイン・・・・。と思っている私に手渡されたのは、出品作品のカタログ!しかも厚くてしっかりとした作り。それも無料です。うーむ。スペイン大使館、気合が入っております。おそらく、対日貿易を拡大するにあたって、農産物以外の工業製品を売り出すと考えて、まずはデザインに優れた家具で攻めようということなのでしょう。担当者の意気込みと予算のつけ方が伝わってきます。ついでに招待状の件を聞いたところ、某雑誌の定期購読者に送付しているとの事。すぐに氷解しました。頂いたカタログは、今回の出展製品の100個にナンバーを振って、個別に解説したものです。製品にはナンバーを示すタグしか貼っておりません。すっきりとしていますし、ウンチクを知りたい人はカタログを見ればいい。これはいいですね。触って試している間に読んでもいいですし、興味が有る人はカタログから輸入業者にコンタクトを取ればよいのですから。今回の展示は、どの製品もベタベタ触ってもよく、ソファや長いすで寝転がっても文句を言われない上に店員もいない。さらにハムとチーズとワインも振舞ってくれるのです。調子に乗って何杯か飲みましたが、これがまた美味しい。製品自体のデザインも悪くはありません。ポップな感じのデザインも多く、普段使いや店舗関係で使うのも良いでしょう。多少、ラグジュアリーさ、スペインらしさを感じる部分が薄かったことは否めませんので、「スペインといったら、こんなデザイン!」といった部分が押し出せればもっと良かったのに、と思ってしまいます。そんな中で写真を撮ったのがこちら。ちょっとカワイイ感じです。これはいいですねえ。しかも入場無料!すべて入場無料な上に飲み放題ですぞ!さすが、大使館はいいですねえ。某国の外務省は、ワインを倉庫に数千本買っておいただけで叩かれておりましたけど、ワインにはVIPに振舞うだけではなく、こういった使い方もありますよね。スペイン大使館のワイン、日西友好に役立っておりますねえ。また行きたいですなあ、プラド美術館。と気を良くした私は、向かい側のスウェーデン大使館のデザイナーズウィーク展示に向かいます。
2005.11.03
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