紺洲堂の文化的生活

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紺洲堂主人 @ Re:素晴らしい建物でしたね。(01/09) mrtk@jpさん 日本の景観って、スクラップ…
mrtk@jp @ 素晴らしい建物でしたね。 コンドル展も観てきましたが、本当、昔の…
mrtk@jp @ お久しぶりです&あけましておめでとうございます この展覧会、私も行ってきましたよ♪ 本当…
masashi25 @ コメント失礼します☆ ブログ覗かせてもらいましたm(__)m もし…

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カテゴリ: 博物館・美術館
 よく晴れました。
 バスに乗るのはもったいない(散歩するのも良いし、交通費も浮きます)ので、歩くことにしました。ちょっと駅からありますが、歩けないほどでもないです。しかも、美術館までは所々に案内板が丁寧に設置してありますので、迷う事はありません。バスも可愛くて、乗っていくのもいいですけど。

 やってまいりましたのは、 「三鷹の森ジブリ美術館」 です。

 ジブリと言えば、 日経BPコンサルティングの「ブランド・ジャパン2006」発表したデータでトヨタ自動車やセブンイレブンを押さえて、第一位 になりました。

 なんだ、ただ映画とか売れてるだけで1位になったんでしょ、と言われる方。それだけでは無いと思います。ただのガキ相手の漫画映画制作会社、宮崎駿監督の個人プレーでヒットを連発しているだけ、の会社ではないことは、ジブリ美術館に来れば一目瞭然です。

 ということで、いつも美術ファンの視点から美術館のレポートをしておりますが、それ以外の視点も入れて書いてみようと思います。


 この美術館やジブリの作品に共通することだと思うのですが、徹底してお客さんをもてなし、その視点に立って考え、モノを作っている、本当にお客さんのことを考えているということです。

「山小屋でいつも遊ぶ1幼いガールフレンドがいたが、周囲に男の子の気をどう惹くかという趣旨の漫画が溢れていて、生きる力を発揮できる環境がなくなっているような気がする。彼女たちを本心から喜ばせたいというのが制作動機の根本。難しいことは考えていない。」

 という趣旨の言葉を残しています。
 また、 虫眼とアニ眼

 のイラストでは、「うちの子はトトロがスキでズーッとみてるんですョ」と言うお母さんんに「イケません だめ! やめてください 年に1回位にして下さい」と仰っています。子供の「生きる力」を真剣に心配している、しかもその考え方が徹底しているのです。

 例えば、この美術館。これはジブリ美術館の宮崎駿館主の 「こんな美術館」 という一文にすべてが集約されています。これが、すべてにおいて徹底している。社是に書いてあることが徹底されていない会社は数あれど、ここまでコンセプトを徹底しているところは知りません。

 あまり引用してしまうと長くなるので原文は引用しません。ご覧ください。

 ただ、このブログでも何回も主張しているように、混雑している美術館、見学者を見学者だと思わない美術館が当たり前な中、あえてローソンの端末で事前に予約して入らないといけないシステムをとり、来場者が自分のペースで楽しめるだけの余裕を館内に確保しているだけでも、賞賛に値します。

 しかも、展示物をマンネリにしない。開館当初から同じように見えて、細かい部分はどんどん変えています。

 何も無かった壁に壁画を入れたり、展示室の展示物に、さりげなく「ハウルの動く城」のものを入れていたり、巨神兵に植物のタネを仕込んで、どんどん成長させたり。開館してから5年経ちますが、建物自体もよくメンテナンスされており、老朽化した印象を与えません。

 その良い例がトイレでしょう。開館当初も、トイレ設備の充実、清潔度、デザインに驚きましたが、きっと管理が良いのでしょう、開館時と同じく清潔なままです。建物やその使い手の質は、いくら外側を気取ってみても、トイレの清潔度がほとんどすべてを物語っていると思うのですが、まさにそれです。

 また、展示室についてもジブリだけではなく、より普遍的なクリエーター(いや、この美術館にはクリエーターという言葉よりも「作り手」という言葉がふさわしい)の創造に立ち会うような感触を与えています。発想の源泉から、アニメ製作の苦しみまで、私たちが眼にするアニメの奥に隠された、底力といいますか、その手の内を公開する。




 そうなんです。

 表面に浮き上がるまでの試行錯誤の膨大な蓄積が隠されており、それがジブリの総合力を支えている。しかも、それらの蓄積が何の為、誰の為のものづくりかという最終目標にズドンと打ち込まれているように思うのです。

 それは、確かに宮崎駿館主という、日本を代表する映画監督が携わっているからと言えなくもないですが、決して彼一人の功績ではないと思うのです。彼の理想が、スタッフ全員に共有されていると思うのです。

 さて、それではいよいよ企画展「アルプスの少女ハイジ~その作り手たちの仕事」展に向かいます。





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Last updated  2006.05.05 00:31:06
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