ヤン・リーピン
舞うシャングリラを観てきました。
前評判も高かったですが、本当に素晴らしい舞台でした
中国雲南省の少数民族に伝わる舞踊と歌。
太鼓
。 太鼓
の音
力強い演奏はたくさん聴いたことがありますが、大勢でバチを振るいながら、
ピアノ演奏でいったら“ピアニッシモ”より弱いくらいの小さな小さな音まで
一糸乱れることのない演奏。
竹
を、木のまま笛として吹く演奏も圧巻でした。
太鼓
も 竹
も、民族舞踊の特殊なリズムも、
とても心地よく、
出演者の方たちがまとっている中国の民族衣装さえ、
太古の日本人の衣装のように懐かしく、
我知らず、涙が出てきてしまう場面もありました
ヤン・リーピン
の舞いは、筆舌尽くしがたく、
きっといろんな方たちがたくさんの賛辞を贈っていることと思います。
人間離れした身体の使い方。
両手は鳥の羽根のようでした。
どれほどの時間をかけて、ここまでの自分を築いてきたのでしょう。
失われゆく少数民族の伝統・歴史に対してどのような想いを抱いて
ここまでの舞台を作り上げてきたのでしょう。
壮大な、雄大なドラマ。
そして何よりも心を捕らえたのは、
ヤン・リーピン
の “まなざし”
でした。
この舞台を見るために双眼鏡を自分用と子供用に購入しました。
自分用のものは舞台を見るには少々倍率が高すぎたようで、
全体を見渡すのに苦労しましたが、
ヤン・リーピン
の表情まで見えたことは、とてもよかったです
一瞥が千の言葉を紡ぎだす
千の想いを伝える
彼女の “まなざし”
を目にしたとき、
心の奥まで響いて、戦慄を感じました。
ヤン・リーピン
はすごい、美しい。
その美しさは、内からあふれ出る輝き。
どこまでも透明で、存在を消しているかのような静けさ。
透明感とは裏腹の、力強く、そして同時に、繊細な舞い。
民族舞踊を人々に伝えたい、
次代に残したい、
という純粋な想いだけが原動力となっていると感じられる舞台。
魂が喚起される・・・。
生協のカタログに掲載されていた写真より
シャングリラが紹介されている文化村のHPです。
覗いてみてください。
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/10_liping/index.html
竹のある生活--バンブー・オーケストラ 2010.02.22