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2016年04月28日
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カテゴリ: 横川典視
 木曜担当のよこてんです。

 阿部英俊騎手、地方通算1500勝達成おめでとうございます!
 大きな落馬事故に遭って、1年以上のブランクがあって、それを乗り越えてのこの記録達成は非常に価値があると思います。本当におめでとうございました。

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 そんな阿部騎手の1500勝達成セレモニーは5月1日、今季のOROパーク盛岡競馬場の開催開幕の日に行われます。当日は3歳重賞のやまびこ賞、南関東ジョッキーズフレンドリーマッチ、はたまたJRA・天皇賞春の発売等があります。イベントも多数行われますので皆様ぜひOROパーク盛岡競馬場におこし下さい。

 と、ちょっと狙って「OROパーク」というキーワードを使ってみました。
 南関東ジョッキーズフレンドリーマッチに「盛岡競馬場開設20周年記念」と付いているように、1996年に“新盛岡競馬場”ことOROパーク盛岡競馬場がオープンして今年で20年の節目となりました。今回は、盛岡競馬開幕を前に、その20年前のOROパークオープンの頃を振り返っておきたいと思います。

 OROパーク盛岡競馬場で最初のレースが行われたのは1996年の4月6日でした。岩手競馬は冬休み明けの4月に水沢競馬から開幕するのが近年の通例なのですが、この年は新競馬場オープンという事で盛岡競馬から開幕。おおむね4月いっぱいを盛岡で開催して、5月は逆にほぼ全て水沢で開催して・・・という開催日割でした。
 ちなみに芝レースは6月16日になって初めて行われております。オープンの年は芝の育成や路盤の安定を考慮してレース数自体少なめに抑えられていましたし、当時は今のように芝の一般戦というものもありませんでした。そのため次の、2回目の芝戦は7月に入って7日の新馬戦、芝1000mまで間が開いていたりします。初期のOROでの芝レースはかなり貴重というか、レアな存在だったわけですね。

 さて、その競馬開幕に先立っての3月には竣工式典が行われておりました。新しい競馬場が作られている・・・という事は自分ももちろん知っていたし、どんな規模になるかもだいたい分かっていましたが、いざ目の当たりにするとやはり感動を禁じ得なかったですね。

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★「祝竣工」と表示されたOROビジョン

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★ピカピカのスタンド

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★ピカピカのパドック

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★非常階段から

 で、ビジョンの左の方に噴水が上がっているのが分かりますか?内馬場の池には噴水があって、開場後何年かは使われていたんですよね。

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★芝スタンド。周りの植樹がまだ小さいですねえ

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★スタンド内部もピッカピカ

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★JRA発売窓口
 初期は500円単位の発売でした。確か“混雑防止のため”という、かつてのWINS梅田やWINS京都みたいな理由だったはず

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★落成式のセレモニー。このあとパーティーもありました

 映画監督の故森田芳光さんも確かいらしたような。森田監督は競馬好きで知られていましたが、招待されていたわけではなくて、ちょうど当時『(ハル)』という盛岡を舞台にした映画が公開されていてそれの用事で盛岡に来ていたところがこの式典の事を知ってやってきた・・・のような話だったと思います。

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★祝竣工と表示されたビジョンの前を走る調教中の馬たち

 この落成式の時はけっこういろいろな所を案内して貰えた記憶があります。パトロールタワーにも登ったです。


 さあそして1996年4月6日、開幕の日を迎えます。
 当日の天候は晴れ。開門前からたくさんのファンがオープンを待っておりました。新競馬場のオープンを見ようとやってきた人出で場内は大混雑。久しぶりにジャンボ焼き鳥を買おうと思ったら(ジャンボ焼き鳥は旧盛岡競馬場時代からの名物)「長」を5,6個つけたいくらいの長蛇の列に驚いた記憶が。

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 注目の第1レースです。新競馬場での初めてのレースは『アラ系ダート1200m』11頭立て。OROパーク最初のレースはアラブのレースだったのです。

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 勝ったのはイスズラッキー、鞍上は菅原勲騎手。

 当日のメインレースは旧4歳の特別・スプリングカップ。こちらも菅原勲騎手が騎乗するウエストサンボーイが勝ちました。この時6着だったサンディゴボーイがのちにORO最初の芝レース・はまなす賞を制しています。

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 この時の出走馬名表に見える騎手の中で今でも現役なのは阿部英俊騎手だけですね。

 クイズです。1996年4月6日、OROパークオープンの日に騎乗した騎手の中で20年後の今でも現役の方が3名います。そのうちの一人が阿部騎手。残る二人は誰と誰でしょうか?答えはこの稿の下の方↓に。

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★新盛岡競馬場完成予想図(「岩手競馬30周年記念誌」より)



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★造成中のOROパーク盛岡競馬場(「岩手競馬30周年記念誌」より)

 OROパーク盛岡競馬場を建設していた頃の岩手競馬はいわゆる“飛ぶ鳥を落とす勢い”ってやつで、新競馬場の完成はまさに絶頂期。関係者にとっては鼻高々だったことでしょう。
 いちファンとしては、でもそんな事よりは、地方競馬でもこれだけのコースが出来る・使えるという事が誇らしかったです。
 やっぱりその頃の地方競馬というのは、地方・JRAの交流が活発になりつつあったとはいえまだ“二軍”扱い。地方からの馬がJRAで活躍しても「たいしたことがない設備しかない地方競馬からがんばって出てきた」位の言われ方。しかしOROは、JRAの競馬場とも大きな差のないダートコースと、それまではJRAの特権だった芝コースを兼ね備えている。これで同じ土俵に立てるんじゃないか。そんな興奮があったんですよね。

 皆さんもご存じのように、岩手競馬はOROパーク盛岡競馬場の建設などを要因として経営難に陥り、ちょうどオープン10周年にあたる2006年から翌2007年にかけて存廃問題のまっただ中にさらされました。
 20周年という事はその時からも10年経ったという事であり、はや10年も、はや20年も経ったのか・・・と、いろいろと感慨深いものがあります。




 (答・村上忍騎手・南郷家全騎手です)





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最終更新日  2016年04月29日 01時03分32秒


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