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2016年12月06日
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カテゴリ: 太田 裕士

火曜日担当の太田です。

今週も帯広イベントを実施。「ばんえい十勝あったかうまいもの祭り」を開催。子供も楽しめるビンゴ大会や、調教師にご協力頂いてのつきたてお餅プレゼントなどもあり多くのお客様でにぎわいを見せていました。

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4 日(日)は 3 歳牝馬の重賞『第 41 回 ばんえいオークス  BG1 』が行われました。ヒーティングや、開催日毎日行われているロータリーハロー掛けの影響もあり、連日ゴール前苦戦している馬が続出の状況。馬場水分は 1.5 %。どの馬が勝っても重賞初制覇。重賞初挑戦も 6 頭と戦前から混戦模様。 1 番人気は 10 連勝で重賞初挑戦「ラッセルクイン」。 2 歳時からトップクラスで活躍。今季も安定を見せる「ヒカルナナヒメ」が 2 番人気。 2 歳牝馬の「黒ユリ賞」で 2 着「タナボタチャン」が 3 馬人気に押されておりました。

レースは全馬何度も何度も刻み一団で進むゆったりとした流れ。牝馬レースにしては珍しいスローペースの展開。第 2 障害、ヒカルナナヒメ号から仕掛け、そのほかの馬も一斉にチャレンジが始まります。「ヒカルナナヒメ」が先頭でクリア。 2 番手「フジノウンカイ」。「ラッセルクイン」が 3 番手、「コウシュハローヤル」「ホクトノホシ」と続き、そのほかは第 2 障害苦戦を強いられ、前 5 頭に絞られてのゴール前。 670k の重量で我慢比べとなりました。先に脱落したのは「ラッセルクイン」。ほどなく「コウシュハローヤル」も詰まります。先頭の「ヒカルナナヒメ」「フジノウンカイ」も苦しくなり、外の「ホクトノホシ」力強く歩き続け、残り 10m で先頭。最後は「ホクトノホシが」突き抜けて重賞初挑戦で初制覇としました。また、なんといっても騎乗の村上章騎手がデビュー 21 年目でうれしい重賞初制覇としました。

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(主催者提供) 

村上章騎手「一度重賞をとってみたいと思っていたので嬉しいです。初コンビでしたが、以前からこの馬のレースは見ていて、道中ためて障害さえしっかり越えれば、最後は歩ける馬なので勝てると思って騎乗していました。 670 kは重たかったですが、道中刻めたのがよかったです。残り 10 mあたりで勝てると思い必死に追いました。ゴールの瞬間はやったな、やったーと思いました。」とコメント。

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村上慎一調教師は「率直にうれしい。道中ためて、障害を一腰で上げる。理想的な競馬でした。ここまでも順調に調整ができました。正直勝てるとは思っておらず、入着ぐらいだろうと思っていました。時計はかかったほうがいい馬。馬にとって今日のような展開はよかったです。騎手がうまく乗ってくれての勝利。今後は一気に飛び級で相手が強くなると思いますが、大事に使っていきたいと思います。」とお話しくださいました。

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(主催者提供) 

夏場に 4 連勝。そこからは秋に入り軽馬場レースは成績上がっていませんでしたが、それでもしっかりとしたレースを続け、今回重賞初挑戦で初制覇。秋に入り馬体も1tをこえて成長してきました。調教師も狙いがすべてはまったとおっしゃるように、ペースが落ち着き、第 2 障害まで前半 71 秒。例年オークスは 50 秒代後半の時計ですので、いかにスローペースだったかわかると思います。近年若馬は軽馬場のほうがいい馬が多い中、「ホクトノホシ」は重馬場のほうがいいとのこと。今後確かにクラスが一気に上がり、苦労することもあると思いますが、重い荷物で、重馬場が得意となれば、まさにばんえい競馬らしさを見せてくれる馬。ばんえい競馬を代表する牝馬に成長する可能性を秘めた馬になりそうです。今月 25 日のダービーにも挑戦したいと調教師。

それから、なんといっても「村上章」騎手の重賞初制覇。愛されキャラの村上ジョッキー。インタビューでも人柄がとても出ており、ファンになった方も多くいたのではないでしょうか。第 2 障害手前、そのほかの馬が仕掛けている中、じーっと我慢してほぼ最後で仕掛けていきました。もともと人気の「ラッセルクイン」が障害の天板まできたら仕掛けていこうと思っていたそうです。すべてがマッチした騎乗でした。騎乗後多くの関係者が村上騎手の下へ集まり、「おめでとう!」と声を掛け握手。息子さんもお祝いに駆け付けたり、囲み取材の際レースを終えた若手騎手が集まってきたりと、多くの祝福に包まれていました。本人の嬉しさはもちろんですが、周りも村上騎手の重賞初制覇が自分のことのようにうれしい気持ちにさせる。村上騎手の人柄が表れるシーンを見たと思います。

馬の話に戻り、今月 25 日のばんえいダービーに挑戦したいと調教師。男馬の中に入っても今日のような馬場状況ならチャンスがあるかもしれません。過去にもオークスとダービーを勝った牝馬は何頭かいます。強敵ぞろいですが楽しみな戦になりそうですね。

世代牝馬戦はまた 1 年後、 4 歳牝馬の『クインカップ』ということになります。この 1 年でまたどう成長してくるのか、今後の戦いにまた注目していきたいと思います。






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最終更新日  2016年12月07日 07時26分28秒
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