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ジョニー・デップ


2007年02月19日
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カテゴリ: カテゴリ未分類

ロンドンの裕福な住宅街の一角で、浮浪者の餓死死体が見つかった。取材に訪れたマイケルは、家の女性から奇妙な話を聞かされる。男は自ら餓死を選んだに違いないというのだ。だが、それよりも不可解なことは、彼女が死んだ男に強い関心を抱いていることだった。彼女を突き動かすものは何なのか? ミステリの女王の傑作長編 第五作









《死んだホームレスの正体は? そして謎の失踪事件の真相とは?》

テムズ河畔の高級住宅地のガレージで、1人の男が死んでいた。死因は餓死。傍には食品がつまった冷凍庫があったのに、なぜ、手をつけようともせず、死んでいったのか?なぜ、この家が死に場所に選ばれたのか?
記者のディーコンは、貧困やホームレス問題を取り上げる取材で 発見者アマンダ・パウエルを訪ねる。 死んだ男はビリー・ブレイクというホームレス。河岸沿いの倉庫がねぐらだった。アマンダは男の身元を捜し歩き、葬儀の費用まで出していた。彼女はなぜ、そこまで関心をもつのだろう? ディーコンは興味を募らせる。やがて。彼女の夫、ジェームズは5年前、会社の金を横領した疑いをうけたまま、失踪していたことを知る。ビリーはジェームズなのか?ビリーの身元を調べ始めたディーコンは、彼が息子のように可愛がっていた浮浪児テリーと出逢い、ビリーがかつて殺人を犯し、過去をひた隠しにしながら悔悛の人生を送っていたことを知る。ビリーはいったい何者なのか? そしてアマンダとのつながりは?さらに7年前の別の失踪事件が浮かびあがった。

【舞台】
ロンドン

【人物】
●マイケル・ディーコン:雑誌記者。
●アマンダ・パウエル:建築家。自宅ガレージで遺体発見。
●ビリー・ブレイク:餓死したホームレス。
●テリー・ダルトン:ホームレスの少年。
●バリー・グローヴァー:雑誌社の写真管理係。
●ローレンス・グリーンヒル:老弁護士。ユダヤ人。

過去の事件と現時点の事件が絡み合う、相変わらずの複雑なパズルのようなおはなし。


読後に、見えてくるイメージ絵があります。
主人公の記者マイケル、写真オタクのバリー、ホームレス少年テリー、老弁護士ローレンが、クリスマスの食卓を共に囲むシーンです。

彼らは皆孤独、クリスマスを共に過ごす真の意味での家族、ホームはない。。そんな彼らが、事件を核に関係を作り上げ、いつのまにかパートナーシップのような雰囲気が漂いだす。。でも、事件終了後も続くのかどうかどうかはわからない混沌さが、まるで現実に生きてる人物のように感じられます。この微妙な雰囲気は もし映画になったらきっとデフォルメされた単純な仲間関係としてしか描けないのでは。いつもつるんでなんでも言いたいことを言い合える間柄の友ばかりが、生涯での大事な出会いと限らない。生涯で数回、ある時期にだけ自分を捕らえて話さない<縁>。



対照的なのが、事件に関った実体の無い登場人物ら。印象や伝聞、資料や記事での登場です。特に謎のホームレスの生涯は痛ましい。ある意味、この人が主人公ですね。「聖者」に例えられてますが。


そしてアマンダ・パウエル。彼女の内面は見えにくく、ついに生々しい声は語られないです。震える手や 蒼ざめた顔、、完璧な仮面のような顔がはがれたような時、、。 もうひとり、遠く離れた場所で3回だけ登場する女性。彼女らの沈黙が ミステリアスさを増幅させてました。


谺って書いて「こだま」と読むんですね~。邦題、凝ってます。





■著作
『氷の家』 CWA 英国推理作家協会最優秀新人賞(1992)
『昏い部屋』
『女彫刻家』 MWA アメリカ探偵作家クラブ最優秀長編賞(1993)
・『囁く谺』
『鉄の枷』 CWAゴールドダガー賞(1994)
『蛇の形』 Pelle Rosenkrantz Award(2002 デンマーク)






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最終更新日  2007年02月19日 09時38分32秒


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