「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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2011年04月26日
マイクル・コナリー 『ナイト・ホークス』
テーマ:
ミステリはお好き?(1734)
カテゴリ:
カテゴリ未分類
ハリー・ボッシュシリーズ第1弾
1993年MWA最優秀処女長編を受賞
マイクル・コナリー「ハリー・ボッシュ」シリーズついに映画化?
いよいよ読み始めました。マイクル・コナリーの本流<ハリー・ボッシュ>シリーズ。
ハリー・ボッシュは、立派にハードボイルド主人公のスタイルを持ってます。
仕事は出来るのに、周囲とそりが合わずひとり浮いた存在、
べトナム
帰りで何らかの後遺症(心理的外傷)を負っている。べトナムでは陸軍に入隊し、工兵(トンネルネズミ)として従軍した。後遺症は不眠症という形で、彼の心理に深い影響を与えています。出生も暗い影があり、
母親
は街娼でボッシュが11歳のときに通りで殺害されています。
父親
は名前も知らない。
マスコミや政治家への対面を気にする上司、上司に追従するイエスマンたち。彼等にはすこぶる評判が悪い。
「お前は組織に適していない。お前がいると組織が崩壊する」
けれども、ボッシュ自身の生い立ちは、常に組織に属してきました。共同体で生きる術は、充分持っている筈です。養護施設、軍隊、警察、。
ボッシュという人物は、何か
善
目的意識
が高く強いタイプのようです。それが、警察という組織と対立するのではないでしょうか。このシリーズを読み進めれば、ボッシュについて、このシリーズについて、もっといろいろ知る事になるでしょうね。
ガチガチのハードボイルドよりは、とっつきやすいという印象でした。それまでのハードボイルドの主人公達に比べると、
孤独
で
一匹狼
、
ベトナム戦争
の後遺症、
正義感
、という特徴は、ほどほど、まあまあという位置づけのようです。
この普通さが、最近のハードボイルドのようです。今は酒や麻薬に溺れすぎない、ダークすぎない等身大のヒーローが良いようです。
時には自分の言動に顔を赤らめる、というかわいらしさ、等身大の人としての面があるハリー・ボッシュは、まだまだお知り合いになったばかりですが、これからさらにお近づきなれるのが楽しみです。
日本ではいまいち大ブレークといかないようだと、解説にありましたが、そのとっつきにくさはなんだったんでしょうね。ジェイムズ・エルロイやジェフリー・ディーヴァーらのような奇抜さや特徴的なものがない、地道な捜査やボッシュの内面を掘り下げる、というのが、目を惹かない理由かもしれません。
でも、読んでみて分かります。地道なものほど、筆力がなければ続かないのだと。
一定の人気を誇り、シリーズ刊行本も17冊?となれば、その筆力は疑いようが無いですね。
ナイトホークス
(夜ふかしをする人たち=夜の鷹)
』とは、作中登場の絵画の題名。
FBIの女性捜査官エレノアの所持する絵で、ハリーとエレノアが絵の人物に自分を重ねるエピソードがあります。絵師の
エドワード・ホッパー
は、自ら孤高を保ちながら、人間の孤独感、疎外感を描き続けた米国の画家で、酒場、オフィス、アパートの居間など、都会のありふれた生活を描いた絵画に、それを強く感じさせる作品を多く書描いてるそうです。
原題の
”The Black Echo(ブラック・エコー)”
出版社が、いろいろ違うので、戸惑いました。
扶桑社
より出版は、ハリー・ボッシュシリーズ初期作品
『ナイトホークス』『ブラック・アイス』『ブラック・ハート』『ラスト・コヨーテ』 『トランク・ミュージック』『エンジェルズ・フライト』
その後は
講談社
のようです。
ハヤカワ
からも一冊出てます。『シティ・オブ・ボーンズ』
マイクル・コナリー著 感想
わが心臓の痛み
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最終更新日 2011年05月18日 09時51分40秒
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