しなやかに、したたかに、そしてゆるやかに――
2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
全1件 (1件中 1-1件目)
1
昨日、学士会館で開催された「阿蘇瑞枝先生を悼む会」へ出席してきました。直接お話ししたことは数えるほどしかありませんでしたが、物腰柔らかでおしゃれで、どこかかわいらしい先生で、御著書を刊行するたびに当館へ寄贈してくださっていました。偉大な万葉集研究者というだけでなく、女性研究者としても先駆的で青木生子先生とともに、私にとっては憧れの存在でした。『萬葉集全歌講義』(全10巻)刊行直後の訃報でした。その最期の様子を、今回の悼む会で代読された実の弟さんの手紙によって知ることができました。それを受けて、同い年で60年に亘る親交のあった中西進先生が 最期まで学問と戦っていらした、戦死といってよい 人間にとって重要なのは「死に方」だ あなたのように私も美しい死に方をしたいと思うと仰っていたのが印象に残りました。「死に方」について考えることは恐ろしいけれど、それは「どう生きるか」にかかっている、ということはわかります。生物である以上、誰もが必ずいつかは死を迎えるということも。憧れの先達の域には到底たどり着けませんが、曲がりくねりながらでもほんの少しずつでも、自分なりに歩き続けようと思いながら帰途につきました。阿蘇先生のご冥福をお祈り申し上げます。
2016.09.05