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キヤノンが3 年前に公開した技術がようやく花開くもよう、同社は今年中に配布する段取りと言う。
それがレンズ交換式デジカメで撮影し静止写真を 3D 表示する技術と新ソフトだ。
一昔で言えば魔法のような立体写真の実用化、このカメラで 3D モード撮影すれば 3D 写真がすぐ手に入る。
以前のカメラ、 2 つの映像を同時撮影する 2 レンズタイプが立体カメラとして出たことがある。
大げさな姿のカメラ、ビデオカメラも出たように記憶している、この時は家庭用テレビが立体化で賑わったとき。
そう、テレビの立体化で一大ブームがあったんだ。
今回のデジカメ、外から見ても普通のカメラと変わりがない、大仰でないから好ましい。
そのカメラ、使用レンズは特別なものでもない、ただレンズ交換式の一部で採用している撮像素子が特別だ。
同社で採用しているデュアルピクセル CMOS AF
と言う技法で写真撮影できるタイプなこと。
仕掛けはこの AF 検出法で、この CMOS は位相差 AF というのがミソになる。
フォーカス情報として 2 つの撮像素子を使用するが、同時にわずかにずれた映像が取り込める特徴を備えている。
被写体までの距離測定に 2 素子間のズレを利用しこれが少なくなるようレンズを動かす。
つまり撮影用映像が同時に取り込まれ、 2 つの映像をそのまま利用できるのが良いのだ。
同社はこれをデュアルピクセル CMOS AF と称しオートフォーカス技術とし採用した。
要はちょっとしたアイデア、視点を変えたら 3D に利用できることに気づいたと言うわけ。
通常のカメラはオートフォーカスに使う、 3D では立体化に使うこと、こうしなかったのがもったいなかったと言うわけだ。
ただしデジタルデータは特殊な映像処理ソフトが必要で、それでこの開発に少し時間を要したのだ。
独自開発の 3D ソフトの実用性が上がったから、そろそろ配布できるかとなったと言うしだい。
なお映像は編集ソフト Blender であり、これで記録をデータとして残す。
そして PC 再生で、 Winbows の 3D Viewer で開けば 3D 映像に変わり鑑賞できる。
さてタネ明かしはこう言うことだが、アイデアは意外なところに転がっていた。
まず撮像素子は 2 つ、同時に静止画を取り込めるから負担も大きくなり、つまり 2 倍の画素数が要る。
高精細な素子を作れるようになって初めて実現できた、最低 4K クラス、上位なら 8K クラスになろうか。
とすれば、 8K 用撮像素子を同社は実用化しており、動画撮影カメラも発売している。
そこで未来に期待を寄せたい、つまり 8K 動画撮影への展開、その動画の鑑賞である。
カメラ側に大きな負担も掛けず 3D 撮影できるものが、そして記録再生する仕組みとディスプレイの登場が予測できそうだと。
もっとも 8K の高精細は必要ないと思う、現実に家庭用にあまり普及していないから。
それより 8K 素子をデュアルピクセルように利用し 3D カメラにする方がずっと魅力的。
でもいまだ壁は高い、ディスプレイ側の 3D 簡易版が出てこないといけないから。
例えば、 Winbows 3D Viewer の動画版が出てこないとディスプレイは機械的なものになりそうなどと。
要は、高精細な 3D 動画の鑑賞はデジタルソフトの高速化がまだ鍵を握っていると言うこと。
でも静止画では実用化できたのだから動画はもう時間の問題と思えるがどうだろう。
まずは 4K クラスで 3D を、メガネ無しで気軽にいつも使えるシステムを、映像技術者にはチャレンジしてもらいたいのである。