2017.08.10
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テーマ: 香水(920)
カテゴリ: <香水>


7月に発売された『オードトワレ ディスカバリーセット』¥13,824-

ディプティック人気の香り5種類がセットになったもの。

・ロンブルダンロー

・フィロシコス

・ドソン

・オーローズ

・オーデサンス

フローラル、ウッディ、グリーン、シトラス系で

日本人好みの親しみやすさのある内容でビギナーにもおすすめ。

箱の大きさはw216×d173×h33mm。

ディプティックの香水ラベルなどをコラージュしたデザイン。

ギフトにもオススメな包装。




細長い円柱状のアトマイザーは、EDPの時と全く同じ仕様。

サイズは約φ17×h119mm[7.5ml]

キャップは引っ張りあげ開閉、スプレータイプ。

スプレー部分は固定ではなくスクリュー式で取り外しでき再利用可能。

専用ポーチ付き。約w40×h140mm


やや厚めの生地


『ロンブルダンロー』『フィロシコス』『ドソン』は、

2015年秋の『 EDPディスカバリーセット¥13,824- 』でも入っていた香り。

EDT/EDPとで比較しながら一通り試した時点での感想は、

持続の違いはあるけれど、香りのアウトラインはほぼ同じのよう。



■L’Ombre dans l’Eau ロンブルダンロー 1983


<グリーン×フローラル>

トップ:カシスリーフ、ブラックカラントリーフ、ベルガモット、マンダリンオレンジ

ミドル:ローズ、ブラックカラント

ラスト:ムスク、アンバー

カシスリーフのビターなグリーンに

ブラックカラント、ブルガリアンローズのハーモニーがピュアな香り。

1983年にクリエイトされたとは思えないモダンでフレッシュさ。

これからの30年、50年後も色褪せず愛される作品と思います。

ディプティックらしくユニークで代表作ともいえる香り。

トップのグリーンの苦味で好き嫌いはすぐに分かれやすいのですが、

EDPよりもグリーンが爽やか。ベルガモット、マンダリンなどの柑橘が引き立つ。

数分経過すれば爽やかなベリー系(ブラックカラント)に

軽くローズが重なった香りへと変化するので、このあたりからは好まれやすいと思います。

このEDTを使ってみると、EDPの方はカシスリーフ、ローズ、ムスクが引き立っているよう。

香りの構成は同じようでも強調される部分が違う感覚。

選び方はシンプルに、EDTより香りに厚みが欲しいと感じればEDPへ。

キャンドルの『ベス』が好きならこの香りで揃えられます。

・20代以降 ・春+夏



■Philosykos フィロシコス 1996




<グリーン×ウッディ>

トップ:フィグリーフ、フィグ

ミドル:ココナッツ、グリーンノート

ラスト:フィグツリー、ウッディノート、シダー

トップのフィグリーフの苦味と淡い酸味が消えると

ひらすらフィグの青さと苦味のあるクリーミーな甘さとココナッツの甘さがでてくるのですが、

EDPに比べフィグが『白桃の皮』のような甘くて少し青味を感じるような感覚で

ココナッツのトロピカルな甘みは控えめ。

そしてそのまま大きな変化はなく消え入るようなラスト。

EDP同様にフィグの表現が秀逸。

マークジェイコブスメンをさらに軽くシンプルにした感じ。

フィグ好きには強くお勧め。

選び方はシンプルに、EDTより香りに厚みが欲しいと感じればEDPへ。

・20代半ば以降、ユニセックス ・春+夏

■Do Son ドソン 2005


<ホワイトフローラル>

トップ:オレンジフラワー、ローズ、イリス

ミドル:チュベローズ、ピンクペッパー

ラスト:ベンゾイン、ムスク

EDPでも感じた『生花のくちなし』を思わせる『ドソン』

こちらのEDTも同様にナチュラルでよい香り。

EDPはクリーミー。色で例えるなら、クリーム、アイボリー、ベージュ、シャンパンと黄味系。

EDTはクリア。ホワイト、スノーホワイト。

トップは、チュベローズとオレンジフラワーのブーケのよう。

これが私の思い浮かべる『生花クチナシの香り』です。

ローズにベンゾインの甘みのせいか僅かにクリーミー。

どっしりと重みのあるチュベローズなら夜向きですがライトなので日中向き。

持続はEDPは儚いくらいの短時間でしが、EDTはさらに短く。

これがとても惜しい。

マークジェイコブスより生花っぽいクチナシを思わせクリアな仕上り。

マイケルコース『マイケル』よりもシンプルな構成でライト。

(『マイケル』は『クチナシ』よりも『チュベローズ』のイメージ)

・20代以降、ユニセックス ・春+夏

■Eau Rose オーローズ 2012




<フルーティ×ローズ>

トップ:ベルガモット、ブラックカラント、ライチ

ミドル:ローズ、ゼラニウム、ジャスミン

ラスト:ムスク、シダー、ハニー

春夏のローズ。

トップのベルガモットが広がるとトロンとしたライチの甘みが加わりますが

透明感は保たれた状態でミドルの花々が咲いていきます。

ひとつひとつの香りが整った香調、でも退屈ではありません。

『青味(グリーン)』

『クラシカル(パウダリー)』

『甘み(ハニー)』などの片寄りはほぼなく、

時が経ってもモダンでありつづけるようなバランス。

ただし、ディプティックの作品にしては個性がありません。

・20代以降 ・春+夏

■Eau Des Sens オーデサンス 2016


<シトラス×ホワイトフローラル>

トップ:オレンジブロッサム、ビターオレンジ

ミドル:ジュニパーベリー

ラスト:パチョリ、アンジェリカ

トップは冷えたシトラス!!
ジュニパーベリーの入ったジンとオレンジのカクテル、もしくはシャーベットのよう。ミドルからジャスミンやリリーを思わせるホワイトフローラル。

要素は違うけれども思い出した香りは

ステラマッカートニー『ステラEDP』のローズ×アンバー。

そのステラを全体的にライトにしてオレンジバージョンにしたイメージ(オレンジ×アンバー)。

春夏に合うぺたっとした甘さがないシトラス系。

ディプティックのなかでは受けやすく親しみやすい香調。

・20代以降 ・春+夏

【おまけ】


■Oyedo オイエド 2000






<シトラス×アロマティック>

トップ:マンダリンオレンジ、ユズ、レモン、ライム

ミドル:タイム

ラスト:ウッドノート

『江戸』からネーミングされた日本のマーケットを意識した作品。

それだけに『ライト』『フレッシュ』『シトラス』『シンプル』な構成。

トップは入浴剤バスクリン(笑)

最初の1分くらいビターを感じながら華やかなシトラス。

ただ、シトラス100%というわけではなくて

微かにハーバルさを感じるのでそこはタイムなのかな。

そのタイムが落ちつけば、マルカワマーブルガム『オレンジ味』(笑)

このミドルからのシトラス感は砂糖漬けのような甘さで、

そのためかEDTですが意外とロングラスティングで3-5時間は持続します。

で、たまに消えたかと思ったタイムが何かの拍子に一瞬スッと爽やかに顔を出します。


私には『好きな香りだけど毎日は飽きる』というタイプ。

ディプティックの香水の使用期限は開封後3年なので

オイエドは50mlボトルなら3年かけて使い切れるかなといった感じ。

楽天でも少し安く買えるので追加で買おうか…
と気に入ったEDTディスカバリーセットでした。


※以下アフィリ画像です ¥12,000-






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Last updated  2017.08.10 03:50:10
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