【コンセプト】
2016年発売。
思いもかけず初雪の中に咲くバラにインスピレーションを得て創られた
優しくピュアなフレグランス。
寒さはバラをさらに際立たせ弱々しい様子だが実は強いバラ。
匂いはそのままでほんの少し湿り気があり、
穏やかでパウダリーで優雅な香りに包み込まれる。
【調香師】
Nicolas Bonneville/ニコラボンヴィル
パルファンロジーヌパリでは下記4種を担当。
・La Cologne de Rosine/ラコン ド ロジーヌ(2015)
・ Le Muguet de Rosine Edition Limitee/ミュゲ ド ロジーヌ(2015)
・Rose des Neiges/ローズ デ ネージュ(2016)
・ Rose Griotte/ローズ グリオット(2021)
【香調】
パウダリー・ローズ
トップ:霜にあたったマンダリン、ピンクペッパー、ライチ、ウォーターメロン
ミドル:ローズ、ホワイトバイオレット
ラスト:サンダルウッド、アンブロクサン*、ヘリオトロープ、ムスク
*天然のアンバーの代用として開発された人工香料
■感想:私の好み度<75>
パウダリーフローラル×ウッディローズ
ベビーパウダー!
トップはややクラシカルな印象のローズに
ピンクペッパーのアクセントが少々。
バイオレットとヘリオトロープの
粉雪のようなパウダリーさにはほんのり冷たさが。
(実際に、肌にあたるとアルコールの気化熱とは違うメントールの清涼感あり)
体温で温められるとウッディを早めに感じ、
温州みかんのジュースのようなやさしい甘み、
スイカの潮っぽいマリンノートも。
このミドルあたりにくるとモダンな印象になります。
ラストには、サンダルウッド&アンブロクサン/アンバーが5、
パウダリーフローラル3、ローズ2、
と土台となる香りが力強くオリエンタルな甘さも感じられ
クラシカルに戻ってきます。
手洗いやお風呂などで、香水をつけた部分に水/湯が触れると、
それはとても上品なパウダリーな香りが舞い上がります。
わかりやすく例えればベビーパウダーの香り。
このひと時のパウダリーは夢見心地で最高!
■拡散性・持続性
拡散性はやや強め、持続性はやや長めから長め。
■液の色・ボトル
液の色はやや黄緑がかった淡い黄色。
15mlボトルは円柱形で、本体はクリアガラスに銀色で品名、
キャップはシルバーで上部にマゼンタピンクでローズのロゴマーク。
サイズ:約19×h113mm[15ml] フランス製。
50mlボトルは、ベビーブルー×ピンク×グレーのカラーリング。
そこから私が連想するのは、マリーアントワネット。
ドレスのブルー、バラ・頬のピンク、髪のグレー、
ソフィアコッポラの映画『マリーアントワネット』の世界観。
劇中でキルスティンダンストが手にしても溶け込みそう。
コンバースのスニーカーのように(笑)
■季節
秋冬、春。
『雪のばら』という名前を意識して冬仕様にも。
夏はラストのパウダリーフローラルがやや重めかも。
■年齢
20代半ば以降。女性向き。
オフィスにも馴染む綺麗めで清潔感のあるローズ。
年齢、シーンをあまり問わない。
■リピート
15mlで十分に楽しめたのでリピートの予定はなし。
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