スチュワデスが呆れたドクタートヒモイ公式げすとはうす～世界は基本的に広い～んですけど・・

フリーページ

アメリカ　 United States　of america

ドイツ　Federal Republic of Germany

パキスタン　Islamic Republic of Pakistan

フィリピン　Republic of the Philippines

ベトナム　Socialist Republic of Viet Nam

ﾎﾞｽﾆｱ・ﾍﾙﾂｪｺﾞﾋﾞﾅ　Bosnia Herzegovina

ﾊﾞﾁｶﾝ市国　State of the City of Vatican

世界遺産訪問

トイモイ

全て | カテゴリ未分類海外 | 国内旅行 | アジア | 欧米

2008.06.11

破綻都市表敬訪問記念　夕張の町

(4)

カテゴリ：カテゴリ未分類

夕張の町に入った。こちらの心情も入り混じり、寂しい雰囲気を醸し出している。車は少し行き交うが、歩いている人はほとんどいない。炭鉱後の活性化失敗で死に瀕する町。そして過ぎ行く車が、すべてこの町をただ通過していくだけのように思われる。私には霊的な感覚はないが、悪い諦めの空気が漂っている。時は昭和で止まっている。

破綻した町。過程は簡単だった。みんなで赤信号を渡れば怖くない。炭鉱が閉鎖され、人口は10分の１になったにも関わらず、まだ市のまま。このままではいけないと手を打った観光産業などが、さらに悪化の一途を走る。炭鉱で潤った季節の甘い果実を忘れない。

年収の１５倍からの借金を抱え、今は国家から鉛筆一本でさえ、承認を必要とされるといわれ、公共料金はすべて値上げ。破綻を宣告するだけ、大阪や神戸よりましかもしれないが、ハコモノ行政の典型をみる。誰も自分の責任とは思わないし、所詮他人の金、税金、借金を返す勢いもない。

石炭博物館、　SL館（休館）　

花とシネマのドリームランド（閉鎖、もはやぺんぺん草しか生えていないというか、丘に看板が残されてりうだけなのである。昔は、サウンドオブミュージックの丘だったのだが・・・）　、

炭鉱生活館　、夕張鉄道跡サイクリングロード（閉鎖）、ゆうばり化石館　、

砂金掘り（閉鎖）、夕張美術館、旧北炭鹿ノ谷倶楽部（夕張鹿鳴館）　、ロボット大博物館（休館）、

世界のはくせい館、郷愁の丘夕張キネマ館、遊園地（破綻）

郷愁の丘昭和レトロ館、「北の零年」希望の杜（休館）、めろん城、

幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば

とまあ、こんな感じで、既にいくつかは閉鎖になりながらも、ハコモノ行政の末路を見る。今は、これら全部見ることができますよ券でぐるっと回ることができるようになっているが、驚きの３１５０円であり、益々、人々の足を遠のかせている。

私のように、多分、一度来たらリピートはないよ、って感じである。とにかく寂しいのである。数少ない観光客は、私を含め、冷やかしのように思えてならない。それにしてもである。各展示館にはひとりずつの入場者チェックの職員が派遣されているんのだが、その人々たちがなんとも寂しいのである。私が通過すると、人数を確認する測定器が手動でカチっと鳴るのが聞こえるのである。手に収まる手動タイプのやつである。その音がなんとも心苦しく、ボタンを押したのは何時間前のことかと、切符切りの職員はじつと手をみるのではないだろうか。