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トイモイ

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2013.03.31

戦前、大恐慌の失業者対策の１つとして、テネシー川が有名だが、ニューディール政策「フーバーダムの建設」が始った。コロラド川を堰きとめようという魂胆だ。コロラドというば、高校の時に履いていたシューズの名前でもある。コロンビアも履いていたけど。
そんな訳で、ケインズのおかげでか、近くの町には多くの労働者が集まり、ネバダ州は飲酒、ギャンブルが解禁となり、ラスベガスの街も次第に賑わう様になってきた。フーバーダムの規模は黒部ダムの１０倍といい、建設のために掘り出された岩で万里の長城ができ、使われたコンクリートは、西海岸のサンフランシスコから東海岸のニューヨークまでハイウエーができる程だったという。こうして、世界最大の人造湖「ミード湖」。まあそんな感じ。
ミード湖が見える。

そういう感じで、おかんに、あしたの早朝にラスベガスを去る予定だったんですけど、今晩、出ることになりました。なんせ、週末ラスベガスに来る人は多いのですが、出る人は少ないので、飛行機は空いているんですよ、と訳の分からない説明をしておく。

そんで急いでないけど、まあ、サンフランシスコのホテルチェックインチェックアウトは１１時から５時くらいまでの滞在なので、空港近くの一番安宿でいいでしょうか、と提案するも、まあ、何でもいいですよ、とのことであった。そんでもって４０００円のホテルを急いでネット予約するが、さすがオカン、山小屋で慣れているので、特に寝れたら何でもいいみたいな感じで、心の中では文句はあっても、口出ししないの法則で、まあ、それは、オレが払っているから遠慮しているの法則かも知れない。まあ、世の中には法則が沢山あって、困りますわ。特にオカンという人種は息子にすぐ遠慮するから、もっとワガママゆうたらええのに思いませんか。娘にはええ加減にセーヤーゆうとるのにですよ。こんなカスホテルアカン！ゆうたら、長い人生あと１００ドルぐらい取るに足らないんだけどなあ。
といいいながら、ホテルをチェックアウトし、１５ドルぐらいで、タクシーはラスベガス空港に到着。

サンフランシスコまで１時間半程度の飛行時間を終え、２２時前だったので、宿の近くには飯屋もないだろうということで、空港で飯を食う、カフテリアでは何でもありますよ、中華、寿司、ステーキ３つから選び放題。いや、３つしかない。

　とかゆうても、サンフランシスコ空港から１０分程度、１２ドル程度で、何だか、近場で申し訳なく１５ドル払い、２３時にチェックインして、アルコールないから騒ぎ出す息子をヨソに、おかんは眠り、オレは近くのガソリンスタンドに行くが、アルコールは売っていないので、水を買うと、謝謝とかいわれて、ああ、もう世界はそうなんだよなあ、と思いながら、ホテルに戻る。ホテルのチェックインのときには、フロントでありがと、こんばんは、とか言われて、何だか昔はちょとだけ、はあはあ、という感じだったんだけど、まあ、パスポート見せているからなんだけど、ありがとう、どうもです、という感じでチョトダケ嬉しかった気もする。
ホテルは、何だか、アメリカ映画でよく出てくるドライブインという感じのもの。

　朝は５時に起きるのだが、何故だか、乗り遅れてはたまらないと、もう何故か４時半に起き、ネットをしているのだから中毒か、いや、空港情報とかいろいろ気にしているのだ。もうホテル予約はないんだけど・・・。まあ、最近は、場所と値段とネットの無料の３つがホテルを選択する重要なシステムになっている。

まあ、システムの問題は置いといて、（ずっと置きっぱなしで）、朝４時から毎時０分３０分と、無料送迎シャトルバスが出ているので、５時５０分に部屋を出てチェックアウトし、６時のシャトルに乗る。ターミナルが違うので、何航空に乗るか尋ねられ、シャトルはベストウエスタンなど３つほどのホテルを渡って、高速道路脇を１０分弱走り、やがて、サンフランシスコ国際空港に到着した。

無事、イージーチェックインで、すんなり日本まで２枚のボーディングパスを吐き出し、朝飯食べましょう、シアトル名物食べましょう、というと、オカンは「ここはサンフランシスコやで」、といった。あ、そっだ、と前に行った店どこだったかなとフラフラ探して、見つけてクラムチャウダー食べた。好評だったが、クラムチャウダーに合うはずの硬いパンはすっぱいなといって残した。すっぱいのが問題でなく、硬いのが問題だったのかも知れない。というか、そんないっぱい朝から食べられないというのが問題だったようだ。水買うかというと、朝の７時ではあったが、そうだねえ、ビールにするかといい、ビールにした、それも豪華なベルギービールにした。店員さんも、朝から飲むビールに驚いたというより、高いビールに驚いていた感じだ。私自身もこの店は、２００８年１月以来なので５年ぶりである、でも昨日みたいに覚えている感じだ。

ゴールデンゲートブリッジって、いつ覚えたのかって、多分、教科書に載っていたんだよな。それで学生のときに知り合った人に、「サンフランシスコで暇すぎて金門橋歩いて往復したわ」って聞いたのが、確かアテネからカラチに向かうパキスタン航空の機内だったかしら、いや、カラチからバンコクまでの機内だったわ。確かにどんな場所もいつか暇になっちゃうからなあ。でも何だか、カトマンドウの王宮広場にも１回しか行ったことないし、バンコクの王宮にも一回しか行ったことないし、そんなもの

か。

うとうと２時間したら、北上してシアトルに近づいた。アラスカ以外には日本に一番近い。

霧のためか、飛行機が旋回していて、なかなか着陸しない。

一瞬、シアトルの象徴スペースニードルが見えた。あっ！といった瞬間に左翼が傾き見えなくなった。スペースニードルは結構シアトル中心から離れていて、前に来たときは、この前でヴァンクーヴァーからのバスを降ろされて、そこからタクシーに乗って中心に行った。

どうよ。アメリカの朝食たまにくいてえ、たまごかな

シアトルに到着すると、国内線だったのに、なんと、ひとつ横のゲートＮ１０が国際線の成田行きであった。９０分近くの時間の余裕があった。なんとこれなら５分の乗り継ぎでも可能なぐらいだ。(精神衛生上よくないけど)
おお、ここは前にも着たぞ、ここのバーガーキング来たぞ、と思い出すのであった。

じゃあ時間もあるし、外の空気吸いに行くかと、シャトル乗って外に出たら、セキュリティー入るのに長蛇の列、結構焦った。３０分ぐらいかかったのだ（アメリカには出国イミグレがない。）。

焦って戻って、それで５分程してボーディングが始まって、すっと入って席に座って、何だか、いつも、飛行機乗るまで大変だなあ、と思う。

オリンピック国立公園上空あたりを飛ぶ。

(地上から見たらこんな感じかな)

機上の人となり、いろいろほんのさっきまでゴソゴソ動いていたのがウソのようである。しかし、船上の人も車内の人もないのに、何故か機上の人という表現はあるのだな。まあ、そんなことはどうでもいいんだけど、映画を観るために、やがて、窓を閉めるのだが、目も閉まるのである。
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飯食って、寝てしまったら、ずっと寝てしまい、着陸２０分前に起こされた。（ラスベガス編終わり）
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