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2013.05.22

パナマに寄せて　パナマ運河の通行料１～１．５ドル/トン

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パナマは、誰でもそうだろうが、中学生の頃にはもう知っていただろう。運河があるからだ。でも、中学校の時に、パナマ運河両岸８キロはアメリカ合州国領土だと知って、地図帳で確認して、何だか、ひどいなあ、という印象を受けた。ちなみにパナマ運河の長さは８０キロぐらいである。

パナマは、一時、グランコロンビアに属していたが、アメリカの力を得て独立したが、そのどさくさに紛れてパナマ人不在のままにパナマと運河建設に関する条約に署名し、一時金1,000万ドル及びパナマ運河地帯の年間使用料として25万ドルをパナマに支払うことと引き換えに、運河建設権、運河地域の永久租借権及び排他的管理権を獲得した。その後、やっとカーター大統領が条約を変えて、１９９９年１２月３１日にパナマに変換された。（マカオもこの日に変換されたね）その日式典に出たのはカーターだけで、クリントンも欠席はもとよりオルブライトもドタキャンし、パナマを不快にさせたという。

その間に、麻薬王ノリエガ将軍をしばきまわすために、国連を無視したパナマ侵略があって、彼もアメリカのＣＩＡのために働いていたのに、やりすぎたということなんだろうか、これビンラビンみたいなものか。まあ、これで、パナマも軍隊がなくなった。しかし、パナマをめちゃんこにした真相は、やっぱり不明のままである。新兵器を使いたかったのか。侵略後、マ薬量は増えるわ、パナマの死者は発表されないわ、映像がほとんど残ってないわ、全然関係ない人口密集地が爆撃されるわ・・。

ところでパナマ運河は最初、スエズ運河を指揮したレセップスが会社を興してやったが、難工事とマラリアにやられまくって、倒産して、アメリカが引きついだという按配。
ちなみに、日本主導の第二パナマ運河計画に期待したノリエガ政権は、大平元首相の胸像を作り、繁華街には「大平通り」を名命したという。アーウー首相であるが、アーウーを取ると、なんと完璧な論理的な日本語になっているから凄い。トートロジーの小泉とはえらい違いだ。
運転手に尋ねられるが、パナマだよ、と答える。お、ガラス掃除の人が・・・

チャイナタウン。台湾系が多いらしい。

スーパーはアメリカみたいで、ムーチョ　イマイチ　単位はドル。効果だけは自国ででも用意。といいつつアメリカコインも流通。

ところで、先日のニカラグア編で書いたけど、パナマ運河ルートとニカラグア運河ルートがあって、ニカラグアは湖を利用するので、有利だったのが、火山爆発があって不安視され、パナマに決定した。

パナマ運河の通行料は、１トンあたり１～１．５ドルである。１隻当たり平均５，６００万円払っている。１日、３，４００隻通過する。

パナマ運河ってずっと運河ではなく、途中湖を通るのだが、湖をコンテナ船とかタンカーとか豪華客船が通るってなんだかシュールな感じだなあ。

スエズ運河にはないが、３箇所ぐらいの水門があって、水位を調節する。まるで太平洋と大西洋に水位差があるみたいに感じてしまう。

フォーポインツバイシェラトンというのは、なんていうの、巨大ホテル部屋数チェーンの小型版（部屋数が少ない）みたいなバージョンで割と世界になｒみたいで、世界２４カ国、何箇所やったかな１００～２００箇所ぐらいあったりするみたい。最近、コロニアルホテルに飽きてきて、久しぶりにキレイで広いなシティホテルに泊まった感。大きな声ではいえないが８０００円ぐらいだ。