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トイモイ

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2018.02.21

勿論当時は金がないので青春18切符だ。それも座るために、京都発鈍行福岡行の席を確保するため早めに京都駅に行った。（もしかしたら大阪発で大阪駅に行ったのかもしれない）
それで席は確保した感じであるが、難民船みたいな感じとなり、通路からもう満員状態でトイレに行くのも大変なんで、酒はちょとだけにした感じであった。福岡に到着したのは朝で、そこから鹿児島までまた鈍行。途中出水で降りた記憶があり、そこで飯食った感じで、夕方ようやく西鹿児島駅に到着して、駅を降りたら南国の香りがした。南国の香りを知っていたからだ。

鹿児島には、もう飛行機で10回ぐらい来ているが、この時は関西から20時間ぐらいかけて来たわけだ。それも青春18きっぷ。
駅からバスに乗り港に行き、奄美大島行きの船に乗った。一晩だ。空を見つめていたら。2，3分に一度は流れ星が流れた。そっか、夜空を何時間も見ることなんかないよな。そういえば、今回も大阪鹿児島1時間程度、鹿児島奄美大島50分程度と意外と鹿児島から遠いのだなあ、と思った。

鹿児島港から1昼夜、朝に奄美大島の首都、名瀬に到着した。そこでレンタカー借りて、勝手にキャンプした。古仁屋というところまで南下したのであった。覚えてないが、飯は釣った熱帯魚とか、まあ、酒しか買わなかった気がする。熱帯魚釣りに夢中になりすぎてシュンーケリング数時間もしてたら酸欠で頭痛くなったわ。

夏祭りの花火大会があって出かけたら近くで見すぎて、薬きょうが目に入り、見えなくなり、治るまで（ごみが出るまで）数時間かかった。

まあ、そうやって俺と後輩は仕事があるので本土に帰るが彼の彼女は学生で、また明日船で沖縄に行くといい、去って行った。その奥にキラキラ光るネオン街が見えた。それが、多分、今回見た飲み屋街だったのだろう。でもそこまでキラキラしてないなあ、て感じで、そりゃもう2，30年前に話だからな。

彼女は歓楽街に消え、我々はどうやって戻ったのか忘れたが、福岡まで戻ると、どうしても明日用事がると後輩は新幹線に乗った。何故か俺は鈍行でなんか指定席をとったのか何だか忘れたが、またうまく座り、朝、神戸に帰り、何だか雨が降っていたな。今回も雨が降っていた、ここ奄美では。仕方なく400円弱で傘を購入した。

ホテルにチェックインして疲れたのでプハーっとやってから外に出るが、何だかもう終わりかけなのか、いや風営法とか条例で呼び込み禁止か通りはシーンとしていた。

過去の日記で確認してみたら上記とちょと違うな。
「そういえば、何故か奄美大島にも私と私の彼女とトイモイさんの３人で行きませんでしたか」と彼は思い出した。私も思い出した。それも１０年ぐらい前のことだが、お互いに断片を覚えているのが不思議な気がした。
１．青春１８切符で、始発の京都駅から満員電車で博多まで夜行列車に乗った。
２．西鹿児島駅を降りると、アジアの南国の風の臭いがして、懐かしかった。
３．川内駅で乗り換えで３時間待ちであったが駅前は恐ろしく何も無かった。
４．奄美大島のレンタカー屋にキャンプ荷物を送っていた。
５．免許制度が違うのか、雑貨屋の何処へ行っても酒が売っていた。
６．テントでの１日目は眠りが浅かった。草木に風があたり煩かった。ヘッドランプで夜中に本を読んでいた。
７．花火大会があり、真下から見て、花火の屑が降って来て目に入って、目が開かなくなった。目が開いたのは３時間後、「アッ！取れた」それまで明日は絶対眼科に行くと主張していた。
８．泳ぎながら針をつるして、熱帯魚を釣った。どぎつい色で食欲は無い。料理したが、肉は南国のぬるま湯の海の為、身の引き締まり度が低く、余裕で不味い。
９．マングローブで「あーっハブにやられたあ」と冗談で言ったが無視された。
１０．酒のつまみに手長川エビを食った。幅５センチもない砂浜を流れる川にエビがいるのである。堰き止めて取りまくる。
１１．大島のメインの名瀬港横には一大フィリピンパブがあり、激しいネオンに目がくらむ。
１２．マヨネーズのキャップが動いていたので、見たらヤドカリであった。えらい悲しかった。

そうだ、フィリピンがまだ来まくっていたころだったなあ。

何だか、ホステル戻って、速攻でまた飲みなおして、眠ってしまったみたいだ。

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