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2019.10.04

ドラえもん寺　失敗　ワットサンパシオ

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寺院内壁画に隠されたドラえもんをはじめとする漫画を仏教画の中から探し出すという、極めて地密度の高い努力と忍耐と好奇心が要求される物件だ。おまけにアユタヤ初期という１４世紀頃に建てられた由緒正しき歴史寺院でもある。ミラノ大聖堂を作り始めたり、室町時代のはじまりである。

バンコクからではチャとチャックミニバスステーションからロトゥーがでている。最寄り駅はビーティーエス、モーチャットのようだが、それでも歩くのは厳しいので、チャトゥチャックまで行った。運転手は珍しくいろいろ話しかけてくるが、彼は私がカンチャナブリ、プーケット、アユタヤ、ラオス、カンボジアには行ったことはあるが、スコータイ、カジノには行ったことがないことを理解したようだ。スパンブリ何しにしに行くのか聞かれたが、観光というと、お寺？と聞かれ、そのとおり。

俺のメモ用紙に書かれているのは、カタカナで、ロッドイ・サーン・カナーレッグ・チャットウチャックと見真似で書いたタイ語、と、ワットサンパシオと書いた見よう見まねで書いたタイ語だけだ。
チャットウチャックのバスステーションの車線反対側にミニバスステーションがあった。時刻は１４時１０分ぐらいであり、Ｂ棟９番カウンターでスパンブリーというと、１２０バーツ、この人についてけ、着いていく前にすでにチケットひったくられており、あそこに入って乗っておけ、との痩せたおばちゃんにいわれる、後の車掌である。
え、他に１人しか乗ってないなあ、満席になるまで出発しないの？と思っていたら１０分程度で出発、運転手、車掌、乗客１と私の４人で堂々の観艦式である。
しかし、すぐ止まって客引きというか、これ公共だろ、客引き熱心にするか？そして、すぐに高速道路に乗り、こりゃ快適に進むなと思ったら、またバス停に停車して２０分ぐらい客待ちし、６，７人乗客が増え出発。しかし、高性能なのか、この乗り合いバス速度が速い、これはいいぞ、タクシーや高級乗用車まで抜かしていく程である。
おや、ドンムアン！こりゃアユタヤ経由じゃないのか？経由なのである。そのうち、私はどうやら深い眠りに入っていったようであり、気がつけば、アユタヤであり表示が行き先表示がアントンである。アントンには２，３年前に地獄寺２つ行ったどころか、学生時代は自転車旅行していて、泊まったこともあるわ。でもアントンのどこあたりで泊まったか分からない。

そのアントンの中心部を抜け、お客さんの出入りを繰り返しながら、大きく左に旋回、方向が違うような気がしていたんだ。２，３年前バンコクのトンブリからスパンブリに行ったときは、１時間少々だったのに、時計を見るとなぬ、すでに２時間半近くたっている、俺は寝過ごしたのか？いや終点だ。乗客１もまだいるぞ、と思ったら、途中乗客１が降りていった。
アントンを抜けると、スパンブリの表示が３２キロと出た、えーまだそんな先なのか、でも時速９０キロぐらいだから２０分ぐらいかとおもったら、また止まったり、どうやら荷物だけを運んでいるのもあるようで、止まったと思ったら誰も降りず、５分ぐらいしたらバイクで荷物を取りに来る人がいたりなんかして、これは何システム？て感じであった。
昔、ボルネオ島でボートで上昇していくと、手紙とか荷物も、何か幅寄せして放り投げていく。ていうのを思い出した。
それでスパンブリーに入って到着したのが１７時５分頃、おいおい、もしかして寺閉まっているんじゃないか、それに１時間ぐらい滞在して、バンコク３時間借りて戻ったら、２１時過ぎるんじゃないか、飛行機はＪＡＬが２３時３０分、ＴＧが２３時３９分である。これもやばい状態に近づくのではないか、最悪、１５０キロほど離れたスワなんとか空港までタクシーぶっ飛ばすしかないのであろうか。
そんなことを危惧しながら、即効でトゥクトゥクと交渉である。往復でいくらだ、片道４．５キロであるが、向こうの言い値は３００バーツである、もう時間はないので、２００というと、はい２５０の中間点で交渉１０秒。多分、時間あれば（あせりなければ）１５０でいけそうだな。まあ、いいけど、女性運転手は、いくでええ、って豪快に出発するが、おっそ！これ壊れかけ？的な優雅な速度をクルクル満載中で出発するのである。

おや、考えれば、バンコクで３０年前、タクシーもそこまで充実していなかった頃（地下鉄もなかった。東洋のベニス、水浸しの街だから、地下鉄は不可能と思われていた）、メインはトゥクトゥクであった。タクシーは豪華すぎた。（いつの日かタクシーのほうが安くなったし、渋滞さけたかったらバイクを利用するようになった）