あれこれ備忘録 ホスピス医のこころを支えるもの

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粗忽のたかびー

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2022.07.14
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カテゴリ: マインドフルネス

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マインドフルネスのプログラムに参加して、次の日曜日が一応の最終回となる。
一応というのは、プログラムは終わるけれども、以後は自らを律してマインドフルネスな生活を続けなさい、ということが最終目的だからだ。

先日、慈悲の瞑想、のレクチャーがあった。愛すべき存在を思い浮かべて、その人の幸せを願ってみよう、というものだった。
思い浮かんだのは私に人生の節目を与えてくれたK君であった。

人生の節目は大学時代に訪れた。

自分を分析すると、優等生タイプであり、そういった子供ににありがちな、得意ことはするが苦手なことは逃げ出す人間であった。
勉強は幸い好きだったので、親の援助があって、大学まで進学させて貰えた。

田舎の高校で勉強しかしていなかった自分に、都会のいわゆる進学校からきた同級生が眩しく見えた。そして嫉妬や劣等感を覚えた。勉強以外のものを持っている人間が多かったのである。

そんなこともあり、運動をしてみたかった自分はラグビー部に入った。しかし、初めて入る体育会系の部活。練習のきつさに加え、上下関係の面倒さ、他に覚えた遊びの楽しさから、一年ももたずに退部した。


部活以外でもよく遊んでいたので、辞めた後の数ヶ月、遊びもいいけどラグビーしようや、と何度も戻るように言ってくれた。
そのK君が秋の大会前の練習中、予期せぬ事故にあい、ラグビーができなくなるほどの障害を負い、1ヶ月ほど手術とリハビリのため入院した。
見舞いに行きたかったが、先輩達と会うことの気まずさから行けずにいた。
でも、K君を友人として失いたくなかった。

一大決心をして、先輩達に頭を下げ、再入部させて貰った。どうせまたすぐ辞めるやろ、と思われていただろう。後輩といっていいか分からないが、下の学年にもよくは思われていなかっただろう。

それから半年、練習に加えて自主練をし、筋トレに励み、本を読み、ビデオをみて、真面目に取り組んだ。3年の秋の大会からは試合に出して貰うようになり、4年にはレギュラーにもなった。
彼は私を応援し続けてくれた。

K君とは今でも交友は続いている。

富士山は、その事故を負った練習に入る前の夏休み、もう一人の友人と三人で登った想い出の場所である。





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Last updated  2022.07.14 04:47:56
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