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あれこれ備忘録ホスピス医のこころを支えるもの

粗忽のたかびー

ホスピス・緩和ケア医をしています。仕事でホスピス・緩和ケア病棟で出会う方々の人生には、小説より奇なり、と言う言葉があてはまる物語がよくあります。一方、私生活では沢山の映画、ドラマをみて、小説も読んできました。自分では味わえないドラマをいつも見聞きしていることになります。日々感じたことを発信しようと思います。

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2022.07.22

ヤバい！厚生労働省 [ 田口勇 ]

政府が濃厚接触者の定義をまた変更した。

接触した日をゼロとして5日間待機すれば6日目より社会生活に戻って構わない。

エッセンシャルワーカーに限らず、2、3日目に連続して抗原定性検査陰性であれば、3日目の検査終了後より復帰して構わない。なお、抗原定性キットは配布する、とのこと。

抗原定性検査の質の担保は誰がするのか？

これまで自分でキットを使って陽性であっても、医療機関受診するよう求めていた。
それは個人を信用しないからではなかったのか。

今まではエッセンシャルワーカーだけであった短縮の措置を、一般人まで広げて、雇用を確保しようとしている。経済界からの圧力であろう。

ブラックな企業であれば、きっと自分もちで検査するように指示するだろうし、社員も検査することなく陰性でした、キットはもう捨ててしまいました、と形だけ報告させられて働かされるだろう。その間に沢山の人に感染させることになるだろう。巻き込まれて死ぬ人が出てくるだろう。

それよりはもう5類にして、インフルエンザと同じ扱いにするする方がよい。

医療界は軽症者が入院していることで崩壊しているのだから、それを改めるのがよい。
まずはそれから正さなければ崩壊は止まらない。

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