ドレの新人作家への道のり

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2014年01月20日
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カテゴリ: 童話



賢い男と赤い悪魔

昔々、とっても賢い金持ちの男が住んでいました。
ある日の事、男は自分の土地にある川の上流に歩いていくと、岩山があり、その上に一塊の赤い岩があるのに気づきました。
びっくりしてそばへ行ってみると、その岩の上に真っ赤な小さい悪魔が踊っているではありませんか。
「お前が喜んでいるということは、きっと悪いものが詰まっているんだろ?」と、男が言いました。
「いんや、これは人間が欲しくない病気の元じゃないぜ。もっといいものだよ」
「悪魔が良いって言うものは、もっと悪いものが入っているんだね」と、男は言いました。
「いんや、これは人間が欲しい沢山の金が入っているんだ」と、とうとう悪魔は口を滑らせて言ってしまいました。
「ここは私の川で、私の岩だよ。だから、そこの下にある宝物も私のものだ」男が言いました。
「ああいいとも、でもこの川にいる魚を半分、一年間俺にくれたら考えてやってもいい話だがね」
男は、大きくうなづきました。
「よし、決まりだ。けれど分ける時にけんかをしないように、流れてくる魚をお前の物。登ってくる魚を、私のものにしようじゃないか」
「分かった。俺が流れてくる魚だな」悪魔は川を見て、登ってくる魚などいないので、喜んで帰って行きました。
ところが、秋になると沢山の鮭が海から川を上ってきました。沢山いるので、つかまえてもつかまえても沢山あります。男は7つの蔵いっぱいになるくらいの鮭を取りました。そして、男はさっさと川に網をかけておきました。さて、いよいよ悪魔が分け前を取りにやってきました。
悪魔は沢山の鮭に大喜びして踊りだしました。ところが、この鮭は川を上ってきた魚なので、悪魔の取り分は、流れてきた魚です。男が川にかけておいた網を指差すと沢山の鮭がかかっていましたが、上流に上って死んだ鮭ばかりがひっかかっていました。
「畜生、今度は、お前が得をしたが」といい、地団駄を踏みました。
「この次は、そうは行かんぞ。流れてくる魚がお前の物で、登ってくる魚が俺のものにしよう」
「いいとも、約束しよう」
さて、鮭の卵がかえって沢山の稚魚たちが大きくなり、海に行くために川を下ってきました。その稚魚たちを追うために、他の魚たちも川を下ってきました。網を入れ置くだけで魚が沢山とれます。男は取れた魚に銀を食べさせ、網に入れておきました。
男が立っていると、悪魔が来ました。川を下る稚魚たちを見るとぷりぷり怒りました。
「お前はこんなに沢山の魚がいるがどれも小さいものばかりだな」と悪魔がむきになって言いました。
「今度は鮭の時みたいに、沢山働かなくていいんです。川を下ってくる魚を少し捕まえるだけで、働かなくていい」
「それはどういうことだ」
「これを見てください」男は川の網の中から魚を取り出して、さばいて見せました。魚の中から沢山の銀が出てきました。悪魔はびっくりして、怒りくるいだしました。
「人間の癖に生意気な」あんまり怒ったので、頭が燃え出しました。
「私が取った魚全てから銀が出るので、魚が小さくても、長い間遊んで暮らせるんでさ。あなたは悪魔なのに何も出せないんですね」と男は笑いました。
今や、悪魔は全身が燃えしまっています。
「人間め、見ろ!」そう言って、赤い岩に体当たりして、燃え散ってしまいました。そのとたん、岩が割れて、砂金が噴水のように流れ出しました。
「悪魔も死んでしまったし、うまくいった」
賢い男は金をかき集めて、さらに大金持ちになりました。





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最終更新日  2014年01月20日 19時04分43秒
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