OFF ZONE 別館

OFF ZONE 別館

PR

プロフィール

ソミュラ

ソミュラ

カレンダー

コメント新着

ソミュラ @ Re[1]:今年もありがとうございましたm (__)m(12/31) こんばんは、らっぷちゃんさん >こち…
らっぷちゃん @ Re:今年もありがとうございましたm (__)m(12/31) こんばんは~♪ こちらこそ、色々、あり…
ソミュラ @ Re:こちらこそ!!(12/31) こんばんは、氷翼さん >やっぱり色々走…
ソミュラ @ Re[1]:今年もありがとうございましたm (__)m(12/31) こんばんは、きららさん >いろいろ勉強…
ソミュラ @ Re:お疲れ様です!(12/30) こんばんは、氷翼さん >もーホントギリ…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2007年12月25日
XML
カテゴリ: CDか行

10月新譜☆黒い愛情

あらすじ・・・ 大学時代の友人・瀬戸に、夜更けの公園で襲われそうになった時。伏見が助けを求めたのが、同じカウンセラー仲間の加藤であった。
口外しないように・・・と、加藤を追った伏見は。彼が入っていった高級マンションの一室で、信じられないものを見るのだった・・。
意志の力で、消してしまった伏見の過去とは・・。そして、加藤自身の秘密とは・・。

感想・・・ このドラマCDの紹介文には、
「性欲に振り回されるなんて、あり得ない」
精神科医という職業に就いていながら、伏見智紀は「性欲」が認められずにいた。しかし、そんな後ろめたい感情を同僚の加藤に見抜かれてしまう。同じ医者の中でも特に優秀な加藤は、その鋭さと巧みな話術で伏見を追い込んでゆく。「あなたのような、性的に深みにはまるのを嫌う、気高い人をそれ以上の欲望で、ねじ伏せたいと思う人間もいるんですよ」弱みを握られ従う一方で、加藤の見せる強い支配欲に、抗えなくなってゆく伏見は・・・
とありましたが・・。
えーっと・・どこに??そういう会話がありましたっけ?そういうシーン、ありましたっけ?
と言うか、この紹介文って、ドラマCDの内容と違うんじゃないでしょうか??

最初に聴いている時には、紹介文の意味がなぁあ・・・でした。と同時に、これは・・聴く人を選ぶかもしれないな・・・と言う感想でした。
好き嫌いがかなり激しく別れるお話ではないでしょうか?

・・・と書きかけた時。実は、このお話は原作を読んでいたなら、かなり印象が違うと言う事を教えていただきました・・・。が、今更原作を買って読むのもなんですし。とりあえずは、原作を知らずにドラマCDを聴いた者の感想としてお読み下さい。

時々、思うんですよね。一番良いのは、原作を知った上でドラマCDも聴くこと。ゲームを基にしたドラマCDなら、ゲームをコンプリートクリアして聴くのが正しいのかな?などと。ドラマCDは、その世界を好きな人。ファンである人が聴くべきなのかな?などと・・。
でも、逆に。あの人が演じているから、ドラマCDを買って。あれ?と心惹かれるものがあって。そこから、原作を読んだり。この作家さんの他の作品は、どうなっているんだろう?と波及していく事があっても良いのじゃないか?と。
そして、原作には原作の良さがあり。ドラマCDは、ドラマCDとして。ポンとその世界に飛び込んだ人も楽しめる・分かる作品になっていてこそ、本物ではないだろうか?と。原作から発展したものであっても、独立して楽しむ事が出来る作品作りをして欲しいかな・・と。
原作を知らないでは、楽しめないと言うのでは。原作におんぶに抱っこですから・・。などと、原作などを知らない!!と堂々と言ってドラマCDにあれこれ言う自分を正当化しようとしています??

さて。そういうシナリオなどの善し悪しはともかく。ドラマCDオンリーで言うなら・・・。
先ずは、主人公の伏見くん。なんと言いますか、この作品の一番の謎が彼でしょう。個人的には、嫌いなタイプの受けです。

無理矢理から始まるBLってありますよね?お互いの合意がなく、攻めが一方的に大好きで、襲ってしまいました!!と言うお話。
嫌だ!と言いつつ、何回もそういう関係を持っているうちに、ひょっとして自分はこの相手が好きなのか?って思ってしまう受け・・。

でも。本当に嫌なら、殴ってでも逃げなさい!!どうして、そこで許すの??流されては駄目!!と思ってしまうので。

この伏見くんが、まさに「えーい!!本当に嫌なら、そこで相手を殴り飛ばしてでも、蹴り倒してでも逃げなさいっ!!」と机を叩きたくなるタイプなのです。まぁ、逃げてしまったら。お話は終わりでしょうけど(苦笑)。
特に。最初のフルHをして一週間後。クリップをして来なかった事を責められて、付けたまま喫茶店に行く事になり。
そこで、「素直に見せてくれたら、外してあげても良い」と言う言葉を信じて、胸をはだけてしまうシーンなどは。
がああああっ!!だからぁ!!クリップをしてこなかった事で、加藤君に責められる理由はないでしょ?

いや・・そもそもが。冒頭の瀬戸くんと加藤君って、伏見くんにとってはどこがどう違うの?どちらも、君(伏見くん)の言い分すら聞く耳持たないオレ様キャラで。やっている事は同じじゃない??
どうして、瀬戸くんは許せなくて、加藤君がやったら許せる??って事は、君は最初から加藤君に惚れているわけか・・(苦笑)となるのです。そうではないのなら、あぁ、もう分からない人だねぇ・・君は・・となってしまうのです。

もう一方の主役である加藤君。
彼は、「歪んでいますな」の一言で片づけられると言いますか。まだ、歪んでいるから仕方ないや・・・で済ませられるんですよね。
伏見くんを助けた後の、カウンセラーミーティングで。伏見にあれこれと質問や問いかけをしているシーンがあります。
最初は、あのシーンは何?と思っていましたが。あれは、伏見に「理解して!!こんな歪んだ性癖の持ち主だけど、俺を分かって!!受け止めて!!」と言っているシーンでもあるんですね。
オレ様のくせに、甘えん坊なのか??
好みの容姿をしていたこと。そして、伏見が優しい人だった事。だからこそ、加藤は伏見を自分だけの物にしたい!!と願った。
相手の痛みを自分の物として、カウンセラーをしている伏見なら、自分をも受け入れてくれるかもしれない!そんな伏見を自分だけの奴隷にしたい!!と言う歪んだ支配欲の後ろには、自分だけの者で居てくれる相手を望んでいた彼の寂しさがあるのかもしれません。
でも、やっぱり・・・犯罪ですがな・・。人殺しをした!と言いつつ、あれは事故だった!と途中からは、開き直って責任を放棄?してますし・・。伏見くんの事にしても、相手が許さなかったなら犯罪でしょうが・・。

お話としては、要するに。割れ鍋に綴じ蓋ってやつで。お互いに「愛してる」と求め合う関係になって良かったねぇ・・。これからは、他の人に迷惑をかけないようにして過ごしてね・・でお終いなんですよね。
うん、紹介文で期待した(期待したんかい??)もっとこうドロドロっとした精神的葛藤のお話でもなかったし・・。
問題?のクリップは、まぁ・・エンドレスシリーズのピアスに比べたら可愛いものだし(゜゜)\バキッ☆・・いや、比較の問題じゃないかもしれませんが、少なくとも穴は開かないだろうし。片方だけだったし(゜゜)\バキッ☆まぁ、ギリッて効果音が、かなり痛そうですが・・。
わざわざお風呂場に繋いで監禁した?意味や、携帯で電話しただけで居場所を的確に掴むし、部屋に居ないだけでトイレだと思って駆けつけてくれる加藤君のナビ?が(単にストーカー??)、ちょっと分かりませんが・・。
まぁ、「最初の人になるより、最後の人になる方が難しい。お互いが、お互いの最後の相手だっ!」と感動して?ハッピーエンドに終わっているのですから。これはこれで、良しなのでしょう・・・。

さて。キャスト的には。怯えて嫌がっている受けを平川さんが演じると。本当に怯えて怖そうだから、受けがとっても可哀相になってくるんですよね。
色気とかよりも、あぁ・・・虐げられて可哀相だな・・って思ってしまう。お上手だから、震える呼気の臨場感が溢れているのでしょう。
加藤を追って、高級マンションに踏み込んだは良いけど(って、あの高級マンションに入った時に、身分証を求められますが。医師の資格免許とか、そういうのがあるわけじゃなし。都会なら、車の免許証もなさそうだし。一体何を提示したのでしょうか??)・・・の初Hでの、「な、中に出されてしまった」と呆然と呟くような弱々しい声が、このCDの中で一番印象的でした。
ところどころ、カウンセラーとして加藤と討論を交わすシーンがありますが。その声の強さとの対比が残ります。

そして。平川さんと一緒のBLはあれこれ聴きましたが。・・・・そう言えば、大抵は平川さんが攻めで。緑川さんが受けだったですねぇ・・と、手元のCDリストを見ている私・・・(^^;。
おぉ。平川さん相手では初攻め役の緑川さん。クールと言うよりも、シャープな中に秘めたドス黒さ。黒い愛情と言うよりも、底が見えない深い闇を抱えた加藤を、熱演されていました。
ブラックな攻めと言えば、「俺の下であがけ」の壱哉様を思い出しますが。その壱哉様よりも、もっと深い暗さ。まさにダークブラックでしたね。「○○をしてやるっ!」と予告・宣言しての攻めで・・。いちいち言わないと出来ないのか?と思えるシーンでは、年寄りの旦那さんが、いちいち「トイレに行ってくる」「散歩に行ってくる」と、家族に宣言しているのを思い出してしまって(苦笑)。
いや、言わないとCDじゃ分からないか・・確かに、そういう酷い事をしてやるっ!!って言った方が、相手の被虐心は募るのかもしれませんね(^^;・・・。
緑川さんと平川さんのファンの方は、まぁ・・・・記念すべき?作品ではあるかもしれないので。とりあえず一回は聴いてみても良いかもしれませんが。強くお薦めはしません。特に、エスエムがお嫌いな方は辞めた方が良いと思います。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年12月25日 23時01分29秒
[CDか行] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: