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カテゴリ: CDか行
はい!!先日のBLCDエロバトンに於いて。私が今まで聴いた中で、一番インパクトのあるエロかったCD!!として名前を挙げた「影の館」の後半部分の感想です。

届いたのが、2005年の年末。聴いた瞬間に、2005年のBLベスト1!と一人で呆然としてしまった作品です。ただし、結構重いので。聴く時には、いろいろ片づけて。邪魔が入らない時間と空間を作り出してからにしています。

ところで。光の書がオークションで高額になっている・・・と言う書き込みを見て。廃盤になっているの?と思ったのですが・・・今日、行ってみたところ。 通販しているサイト さんはちゃんと運営されてますし。送料はかかるかもしれませんが、それはオークションでも同じ事。
時々、オークションを覗いて分からないのが。製品が品薄や廃盤になっているならともかく、安くなくて高値の中古なら新品を買った方が良いような・・なんて思ってしまうのですが・・・。
兄命斗さんでも発売があるみたいだし、我が家のように兄命斗まで往復4時間かかる所だったら、ガソリン代の方が送料よりも高くなる!って思ってしまいますけど・・。どうなんでしょう?
出品されている方は、高値になった方が嬉しいでしょうけどねぇ。

さてさて。そんな話はともかく、後編部分です。
今日、今更気が付きました。あまりのボリュームにCD2枚組だと思っていたら、これは普通に1枚だったのねぇ!!


影の館



影の館 影の書

あらすじ・・・ シャヘルの館に居るルシファーの元へ、ミカエルは2日と開けずに通ってきていた。それは、主人のための器であると思っていた他のシャヘル達に動揺をもたらす。「自分も主人に身も心も愛されたい」と。
そんな時、シャヘル同士の情死と言う事件が起こってしまった・・・。

キャスト・・・

遊佐浩二(ラファエル)、山口勝平(ベルゼブル)
大川透(ガブリエル/ナレーション)

相沢正輝(サンダルフォン)、真殿光昭(ナタナエル)、千葉進歩(アシタロテ)
下和田裕貴(ベリアル)、青木まこと(アポルオン)
山中真尋(ギリアン)、長門三照(シャヘル1)、高橋秀(シャヘル2)

感想・・・ BLCDでの2005年ベストワンだと思っています。
いやぁ・・・・実はこの作品を聞いた後、私はあまりの凄さに打ちのめされて呆然としていたくらいです。銀のレクイエム以来かもしれないほどの衝撃でした。凄い作品を聞いたり読んだり、とにかく感動した時(ゲームもそうですが)はしばらく何も手に付かないし、つけたくない・・・と言う時があるんです。この作品を聞いた後は、当分何も聞きたくないとさえ思ったほどでした。到着したのが、12月の終わりだったのですが。それでも今年ナンバーワン!!と思っていましたねぇ・・。

さて。冷静に感想を書いてみましょう。
前巻で、力ずくでミカエルのシャヘルにされてしまったルシファー。今回は、シャヘルの血の疼きに耐えきれず、ミカエルの愛撫に打ち震える様が美しすぎました。

二人のそれぞれのモノローグの後ろで、延々とむつみ合っているのです。モノローグの後ろでむつみ合っている・・・と言うのは、言葉がかぶるので台詞の掛け合いはない・・・と言うことになります。当然、BLに多い言葉攻めだとか「やめて」「いや」などと言う語句すらない。つまりは、息づかいや「ん・・」「あっ」くらいなんですよ・・それで、見事に濡れ場が表現されているんです。しかもそれが激しいし色っぽいし、大人の世界なんです。もう、凄いとしか言いようがない・・・いやぁ・・・凄いものを聞かせていただきました。まさに職人芸と言いますか、もう脱帽するっきゃないですよ・・・状態。

ミカエルは、確かに腕の中に愛するルシファーを閉じこめて抱いているのだけど、ルシファーの心までは奪えずに「遠い」とすら実感している。
「忘れるなよ。お前は私のシャヘルだ。お前一人で見る夢などない」などと、事ある毎にルシファーに自らの立場を誇示してしまう。そうする事で、結局はミカエル自身も傷ついている・・。
ルシファーはルシファーで、「命令すれば良かろう。私はおまえのシャヘルだ」と淡々としているようにあって、身体が心を裏切って快楽に溺れてしまう事に戸惑いがある。

地上に落とされたルシファーを探す決意をした「あれは私のシャヘルだ!」とのたまうぞっとするような乾いた狂気。そして、求めても求めても、一番欲しい物が得られないむなしさを持つミカエルの孤独と背中合わせの姿が見えてくるのは、なんと言っても三木さんの熱演の賜物です。

そんな二人が愛し合う姿を見て、神は嫉妬してしまう。ルシファーを忘却の河に流さずに、影の館でミカエルのシャヘルとなる事を認めた事になる神自身が、結局はルシファーへの愛故に館ごと吹き飛ばしてしまうほどの怒りに駆られてしまう。
まさに、愛とは狂気かもしれない・・・と思わずにはいられないラストに突入するのです。

「闇の中から・・・」と、震える声で館崩壊を話し始めるベルゼブルの語りが始まった時には、聞いている私の方が打ち震えてしまうほどでした。ブックレットの時には収録が未だだったみたいですが、山口さん渾身の演技です。
ベルゼブルが持っていた(ルシファーの)額飾りを見て詰め寄ろうとするミカエルを抑えて、「私が聞く・・・何があった?ベルゼブル?」と訊くラファエルの遊佐さんは、ミカエルに対する時とベルゼブルに対する台詞の温度差が見事でした。
また、今回が初参加のアシタロテ役の千葉さんは、シャヘルとして長い年月を重ねてきたんだな・・・と感じさせる可愛いながらもしっかりした声の演技で魅了して下さいました。

この感想を書いた後に、角川書店から発売されるシナリオは入手しましたが。
例のルシファーとミカエルのシーンは、本当に三木さんと緑川さんにお任せ!と言うのが分かるシナリオとなっていました。文字から受けるインスピレーションの世界と。声と音楽によるドラマCDの差・・もう、堪能しきって。読み終わった後にまたCDを引っ張り出すこと請け合いです。





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最終更新日  2008年06月28日 20時22分52秒
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